登山初心者向け 〜こんな格好はやめといた方がいい

大山に登っていると、よくその格好で来ましたね、と驚くような人たちがいる。
ケーブルカーで途中まで上がれる手軽な山という触れ込みにつられて来ているためだろうが、大山も1000mを越す立派な山だ。
私が見かけた、少なくともこんな格好はやめといた方がいい、という例を紹介しときたい。

①白スニーカー
まずスニーカーという時点であまりオススメはしないが、そこは百歩譲ったとしても、雨上がりの山になぜ白スニーカーで来てしまったのか。山で足元の爽やかさはいらない。

②ワークブーツ
見かけたのはレッドウィングのアイリッシュセッターを履いた男性。山行くからにはブーツくらい履かなきゃ、というやる気は感じられるが、ブーツならなんでもいいわけじゃない。私はアイリッシュセッターで登ったことはないが、あのソールではかなり滑るだろう。

③ジーンズ
ジーンズを履いてる人は結構いる。自分も初めて山に行った時はジーンズだった。しかし、体への負担や速乾性のなさからくる濡れた時の体へのリスクなど、いろんな観点からやめといた方がいい。

④白のワイドパンツ
これはなかなかの強者だが、ひらひらしてる上に白だ。街で見かければ素敵な女性と思えたかもしれないが、山では危ないし汚れるし、なぜあえて山にそれを着てきたのか理解に苦しむ。

⑤トートバッグ
どこかちょっとした公園にピクニックなら良いかもしれないが、山では両手を使えるようにした方がいい。肩からかけられるものならまだいいが、手提げはさすがにまずい。

⑥コンビニ袋
ペットボトルとおやつを入れてね。最低限のお荷物できたんだろうね。でもせめてリュックは持っていこう。

⑦本格的なダウンジャケット
携帯できないようなモコモコのダウンを着て汗だくになりながら登っていく若者たちがいたが、そんなもん着てたら熱いに決まってる。極寒の冬山でも登る気か。次回は温度調整のしやすい格好で行こう。

⑧ロングダウンコート
マダムがエレガントなロングダウンの裾を引きずりながら登っていたが、山が余程寒いと思ったのだろうか。あるいはアウターがそれしかなかったのか。裾を踏んづけて転んでないことを祈る。

⑧犬連れ
犬と登山することにはそもそも賛否あるが、大山ってまあまあ急だからね。フレンチブルとか足短くて登れないし。他の犬種を抱っこして登ってる人もいたけど、転んだりして怪我をしてないことを祈る。

以上、先日の大山で見かけた「よくその格好できましたね」という事例。
別に完璧な装備を用意してから行け、なんてことをいう気はないが、みんなが安全に楽しめるように、せめて最低限危険ではない格好で行って欲しいと思う。

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