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OUTLANDER ❷


season1

#アウトランダードラマseason1はじめに


この物語を観始めた時に私がまず気になったのは、クレアがタイムワープする過去側
1743年のスコットランドの舞台背景です。

そこには主にスコットランド人とイングランド人が存在し、お互いのことを『サセナッフ』と呼んだりします。
サセナッフには異国人という意味があり、ジェイミーもクレアを『サセナッフ』と呼ぶのですが、そもそも別国?という疑問が

現代において、スコットランドという国はなく(知識不足の私には驚きの事実でした💦) 
『グレートブリテン及び北アイルランド連合王国』
・イングランド
・ウェールズ
・スコットランド
・北アイルランド
この4つからなる連合王国の中の一部。

1990年頃から分離運動が活発になり、1999年には約290年ぶりにエディンバラにスコットランド議会が復活しましたが、現在(20247月)も独立国家にはなっていません。

ジェイミーたちの時代よりもっともっと何世紀も前には、スコットランド王国・イングランド王国って別々の王国だったのが、イングランドが侵攻してきて反撃して、その後も勝ったり負けたり…1人の王が2つの国を統治したり(同君連合)

長きにわたって複雑な流れを経て、今なお複雑な関係は続いているようですね。
あまり世界史を学んでこなかった私は、このドラマに魅了されたことで調べてみて、いろいろ分かったことがありました

わかりやすいホームページを作ってくれてる方々に感謝です!
参考資料  世界史の窓スコットランド

クレアがワープした18世紀はというと、、、

1世紀前の17世紀に同君連合だったスコットランドとイングランドは、それぞれの議会を持っていたのだけど、18世紀初めには議会が合同に。
議会が合同といっても、議席比率的にスコットランドには不利すぎるもので、事実上スコットランドはイングランドに併合され国としては消滅。
『大ブリテン王国』になったのです。

ジェイミーやドゥーガルたちが住むハイランド地方は、スコットランドの中でも氏族制的結束力が強く、上記の状況に猛反発していたのです。

そんな1743年のハイランド地方にワープした、イングランド人で未来人のクレア。
どれほど不穏で険悪な視線を投げかけられたことでしょう。

12話のなかでの人々のクレアに対する目つきや態度でも読み取れますね。

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