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未プレイ・初心者向けShadowverse講座 4 対戦光景4/コンボで追い込め

前回は自分も進化を使えるようになり、相手の進化による反撃を抑え、進化のルールの例外を使って有利な状況を維持することができました。今回は後攻6ターン目から始まります。

〇後攻6ターン

またローウェンの場にはフォロワーがいなくなりました。その上《クイーンセイバー・シンシア》がいる限り、自分のフォロワーが進化するたびに増援が現れ、この時点で勝負あった感はありますが……

ローウェンは《スカイドラゴン・エチカ》と《ディザスタードラゴン》を出してきました。《スカイドラゴン・エチカ》は3コストで攻撃力2体力3、進化すると攻撃力3体力4になり、PP最大値を1増やす効果があります。《ドラゴンナイト・アイラ》のラストワードを進化に置き換えた能力と言えるでしょう。

01.6ターン目後攻フォロワー展開

一方、《ディザスタードラゴン》は5コストで攻撃力4体力5、「攻撃時 ターン終了まで+2/+0する」がついています。攻撃時はその名の通り、攻撃を行ってダメージを与える前に発動する効果です。この場合は自分のターンが終わるまで《ディザスタードラゴン》に攻撃力+2、体力+0が付与されます。

ちなみに《ディザスタードラゴン》は進化すると攻撃力6体力7になります。おや?攻撃力6と「攻撃時 ターン終了まで+2/+0する」……

02.シンシア撃破

アリサ「ああっ!シンシアが!」

ローウェンが最後の進化を使い《クイーンセイバー・シンシア》へ攻撃を仕掛け、攻撃力8体力7となった《ディザスタードラゴン》が一方的に倒して意地を見せます。

しかし、反撃もここまで。進化がなくなってしまった上にフォロワーも1体倒すのが精一杯、体力2になった《ディザスタードラゴン》は場のフォロワーなり便乗進化した《火焔の軍神・ヤヴンハール》を、進化時の交戦時効果で簡単に倒せてしまい、またローウェンの場にフォロワーがいなくなることは容易に想像できます。

〇先攻7ターン

03.7ターン目先攻

《エルフガード》をドロー。《火焔の軍神・ヤヴンハール》の便乗進化の前にこのカードについて確認しましょう。

04.エルフガード

このカードは「ファンファーレ このターン中に(このカードを含めず)カードを2枚以上プレイしていたなら、+1/+1して、守護を持つ。」と書かれています。もう少し平易な表現をすれば「このターン中に事前にカードを2枚手札から使った後でこのカードを出すと、攻撃力+1、体力+1して守護を持つ。」ということです。

守護は自分の場に守護を持つフォロワーがいる限り、相手フォロワーは守護を持つフォロワーすべてを倒さないかぎり、守護を持たないフォロワー・リーダーを攻撃することができません。守護フォロワーは盾役になっているわけです。守護を持つフォロワーで自分の強力なフォロワーが攻撃されないように守るのは、とても強力な行動になります。

前に出た《ディザスタードラゴン》にもこの表記がありましたが、後半に出てくる+1/+1は+X/+Y(X、Yは整数)という書き方で、攻撃力を+X、体力を+Yするという意味となっています。仮に+3/+4なら、攻撃力を+3、体力を+4する効果を表します。

05.守護

さて、《エルフガード》を使うために2枚カードを使うことになりますが、1枚は《火焔の軍神・ヤヴンハール》(3コスト)、もう1枚は《エルフガード》(2コスト)を出すためのPPを残す必要があるので、2コスト以下の《フェアリー》か《フェアリーサークル》となります。

しかしこの状況で使えるのは《フェアリーサークル》しかありません。なぜならシャドウバースは自分の場には5枚しかカードを置けず、場に3体のフォロワーがいる状況で2体置いてしまえば5体になってしまい、《エルフガード》を置くことができません。スペルの《フェアリーサークル》なら、場を埋めずにカードを使うことができます。

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画面左下の表示物はこのターン使ったカードの枚数が表示されます。アリサが使うエルフクラスのカードには事前のプレイ数(使用回数)を要求するものがあるので、わざわざ表示欄が用意されているわけです。

このターンは《フェアリーサークル》→《火焔の軍神・ヤヴンハール》と使いプレイ数2となり《エルフガード》の要求するファンファーレの条件を満たしました。なので強化されて守護も付いた《エルフガード》が場に出ました。

後は《フェアリーウィスプ》進化→自分のフォロワーの進化発生で進化した《火焔の軍神・ヤヴンハール》の交戦時効果で《ディザスタードラゴン》を破壊→進化した《フェアリーウィスプ》で《スカイドラゴン・エチカ》を攻撃でターン終了です。

〇後攻7ターン

アリサの場の攻撃力は合計10。ローウェンの体力は11でほとんど余裕がありません。ここから何をするのか?

07.託宣

《竜の託宣》はPPの最大値を1増やすスペルです。覚醒状態なら1枚ドローする効果が付きます。PPが最大値の10になっても1枚カード使ってカードを引くので、事実上のカード交換をするカードとして使うことができます。

08.7ターン目後攻

また出てきました《ドレッドドラゴン》。進化はなくなってますが、ファンファーレで《火焔の軍神・ヤヴンハール》を倒してどうにかアリサの側の猛攻を食い止めてます。それでも4体残っているのですが。

〇先攻8ターン

09.8ターン目先攻

《ダークエルフ・フォーレ》を引きました。このフォロワーは「攻撃時 フェアリーを手札に1枚加える」という能力を持っています。このフォロワーを場に出してもいいのですが、《フェアリー》はすでに4枚あるのでこれ以上獲得する必要があるかどうかは微妙です。

代わりに使うのは、早いうちから手に入って使う機会がなく手札の左端まで来てしまった《マグナボタニスト》です。このカードは「ファンファーレ このターン中に(このカードを含めず)カードを2枚以上プレイしていたなら、自分のフォロワーすべてを+1/+1する。」という効果があります。勝ちは濃厚ですが、この効果で自分のフォロワーを強化してしっかりとダメ押しを食らわせておきたいところです。

しかし問題があります。フォロワーはすでに4体いる上に、前回の《エルフガード》の時のようにスペルで使用回数を稼ぐことができません。一見2回カードを使う余地がないように見えますが……

アリサ「ちょっともったいないけど、フォロワーをぶつければまたフォロワー出せるよね。」

10.場を開けるための自滅

なんと、場に新たなフォロワーを出すために自分のフォロワーをリーダーではなくフォロワーと戦闘させ、強引に空きスペースを作ってしまいました。

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でもなかなか良い発想です。わざとぶつけた《フェアリー》も《フェアリーウィスプ》も攻撃力・体力とも1で新たに出す《フェアリー》と能力値上は変わりありません。なのでカードを使いながら《マグナボタニスト》のファンファーレを発動させても。仮に場のスペースを開けずに条件を満たしたときの結果と変わりない状態となります。

12.パワーアップ

そして、《フェアリー》を2枚場に出して「2枚以上カードをプレイする」条件を満たした状態で《マグナボタニスト》。これにより自分の場の5体のフォロワーの攻撃力・体力を1ずつ増やすことができました。

攻撃可能な《フェアリーウィスプ》と《エルフガード》はリーダーを攻撃します。ローウェンの体力は11-4-3で4まで減りました。

ここで《ドレッドドラゴン》を倒さないのはこちらの場のフォロワーの数が圧倒的で、相手リーダーへの攻撃が狙えるのにわざわざこちらから相手フォロワーを片づける必要がなく、相手にこちらのフォロワーの処理を押し付けている間に相手リーダーを攻撃して勝利に近付いた方がお得だからです。

〇後攻8ターン

13.8ターン目後攻

ほぼ負けが確定しているローウェン。それでも最後までやれる手を打つようです。

14.ブレイジングブレス

1コストで2ダメージを与えられるスペル《ブレイジングブレス》を《エルフガード》に使用。

15.大嵐のドラゴン

《大嵐のドラゴン》が出てきました。このフォロワーは覚醒状態で疾走を持ち、疾走を持つフォロワーはすぐにリーダー・フォロワーへの攻撃が可能になります(出したばかりなのに攻撃可能の緑の枠が付いているのがその証拠)。とはいえ、守護を持つフォロワーがいた場合リーダーを対象に取ることはできません。

類似した効果としてこの対戦中には出てきませんでしたが突進という能力があります。こちらは出したターンに攻撃できる相手はフォロワーのみとなっています。つまり疾走の下位互換です。

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《神龍》は手札の最小コストのカード1枚を捨てて、2枚カードを引く効果を持ちます。残念ながらこちらからは捨てたカードを見ることはできません。

(わかりにくいのですが、ターン開始時5枚の手札がここまでに《ブレイジングブレス》《大嵐のドラゴン》で2枚減り、《神龍》で残り2枚、《神龍》のファンファーレで手札が消し飛んで霧のようなエフェクトがかかり、瞬間的に1枚しかない状態になっています)

手札を捨てる効果が面倒に見えますが、低コストカードは「コストが低い分効果が弱いのでゲーム終盤は使わない」ということもあり得るます。それなら捨てても構わないし、2枚もカードを引けるため、《神龍》と捨てた1枚で2枚手札を消費して2枚カードを引くという結果は実質消費手札0枚で、手札枚数の上では損をしないフォロワーという考え方もできます。

余談ですが、このターンローウェンが《ブレイジングブレス》、次に《大嵐のドラゴン》を使いましたが、もし《神龍》を先につかっいてた場合、1コストの《ブレイジングブレス》、その後なら2コストの《大嵐のドラゴン》が捨てられていたことでしょう。それが嫌だったので初手が《ブレイジングブレス》を撃つことからだったのかもしれません。

17.使用順

《ドレッドドラゴン》で《エルフガード》と相打ちで破壊。《大嵐のドラゴン》は進化した《フェアリーウィスプ》と相打ち。アリサのフォロワーを2体減らしました。

〇先攻9ターン

18.9ターン目先攻

ローウェンのリーダー体力(4)よりもアリサの《マグナボタニスト》の攻撃力(6)の方が上なので、《マグナボタニスト》で攻撃すれば勝ちです。が、あくまで練習なのですぐにとどめを刺さず、このターンでできることを試してみるようです。

(あくまでプラクティスという練習モードのCPU相手です。対人戦ではこのターンの勝利の道筋が分かっていないという場合でもなければさっさととどめを刺しましょう。)

19.フニカル

引いたカードは《雷鳴の軍神・フニカル》。このカードについているエンハンスは通常よりも高いコストを払うことで追加効果が発生します。払うコストはエンハンスの後についている数字、この場合は5コストとなり、追加効果はいわゆる自動進化です。

さらに進化後にはラストワードが追加され、これまでの進化回数と同じだけのダメージをランダムなフォロワー1体に与えます。《神龍》という攻撃力5で進化した《雷鳴の軍神・フニカル》を破壊してくれるいい的がいるので試してみましょう。

20.6ダメージ

6ダメージ!随分と進化したんですね。ちなみに場に出す前の表示では5回になっていましたが、《雷鳴の軍神・フニカル》をエンハンスで出した際の進化が加算されて6回となっています。なので6ダメージを与えました。

21.勝利

やれることもなくなったのでローウェンを攻撃。リーダー体力を0以下にしたので見事勝利しました。

この後感想戦を書こうと考えていたのですが、それを盛り込むと記事が長すぎたため次回に回します。テーマの都合、当初5回で完結の予定でしたが6回になりそうです。

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