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オーダーメイド

現在、ハマルは

・展覧会やイベントに出品
・ご注文をいただいて製作

この二つの方法で、作品をお届けしています。


いつの日か、あんなお店やこんなお店に
作品を置いてもらえるようになりたい。
オンラインショップも勉強したい。
異業種の方とコラボしてみたい。
……など、夢は膨らみ続けていますが、
まだまだ道のりの途中です。


オーダーメイドと聞くと、

なんだか高級そうで
なかなか手が出せない。

自分はセンスに自信がないから、
オーダーは難しい。


こういう声が
たくさん聞こえてきます。
それはもう、あちらこちらから。

他所のオーダーメイドについては、
ちょっと何とも言い難いのですが、

ハマルのオーダーメイドに関して、は。

全く、これっぽっちも、
そういう風に思う必要はありません。
と、お客様にお伝えしています。


今までのオーダー例を、少しだけ。

「小説に出て来た赤いショールが欲しい」
「卒業式の日、息子が着けるホームスパンのネクタイを、息子の好きな色で」
「元気が出る色のストールを、元気のない娘のために」
「親戚の還暦のお祝いにベストを仕立てたいので、その生地を(ベースの色は赤にしてほしい)」
「庭の桜の枝を渡すので、それで染めたひざかけ」
「予算は〇円までで、サイズはこれくらいの、紺色のストール」
「あなたの作ったマフラーなら、どんなものでも」


人それぞれ、注文の仕方が異なりますが、
どうでしょう。
難しく感じるでしょうか。


「どういう風に注文すればいいかわからない」
「何か見本はありますか?」
「そもそも、ホームスパンって?」

みなさん、最初は勝手が分からないものです。

その心配もよく分かるので、
こちらからいくつか提案や質問をしながら、
イメージを膨らませていく打合せをしていきます。

「薄くて柔らかいものがいいか、しっかりした厚みがいいか」
「植物染料か化学染料か」
「どんな色がいいか」
「アウターや髪の色は、何色が多いか」

写真やサンプルを見ながら会話をして、
自分が欲しいものを見つけていく作業を
お手伝いします。

そうして、
羊の種類、色、織り方等のサンプルを作って
後日、もう一度打合せをさせていただきます。
(最初の打ち合わせのみで、あとはおまかせ!の方もいらっしゃいます)

気に入る色を見つけるまで、
何度も微調整を繰り返す方もいらっしゃいます。

そうして、
注文が確定してから
ようやく、製作がスタートします。


さて、どうでしょう。
まだ、難しいと感じますか?


こんなに時間をかけるのは、何故か。

・気に入ったものを、長く使ってほしい。
・一点ずつ手作りするので
 なるべく希望に沿うものを作りたい。

そんな思いで、打合せとサンプル作りには
たくさん時間をかけています。


興味はあるけど、一歩がなかなか踏み出せない。
もしそんな風に思っているのなら、
「ちょっと話をしてみようか」くらいの気持ちで
肩肘張らずに、
ぜひ一度、お声かけください。


ホームスパンが、
身近なものになりますように。
そのためにも、
使いやすい、気に入ったものを
みつけられますように。

そんな想いで、ハマルは今日も製作しています。



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