見出し画像

ピアスについて語る

ピアスが好きだ。

どのくらい好きかというと、30個くらい持ってる気がする程度には好きだ。ちゃんと数えたことはない。

あらゆるアクセサリーの中でピアスが一番好きである。理由は顔の近くにあって目立つとか、小さいものはつけて寝てても邪魔にならないのでお守りみたいな気分になるとか、単純にデザインが好きとか色々あるのだけれど、一番は耳に穴を開けなければならないというハードルの高さを乗り越えた先に楽しめるという、ちょっと特別感があることかもしれない。

安いものは千円程度から、高いものはうん万円まで。ブランドにはこだわりがないけれど、素材がきちんと判明しているものを着けるようにしている。シルバーとかチタンとかゴールドとか。アレルギーはないけれどいつなるかわからないから、対策するに越したことはない。

今の職場ではピアスを着けている人が少ない。以前いた職場の女性はほぼピアスを着けていたし、男性でも着けてる人が何人かいたので全然気にならなかったのだが、ピアス率の低い職場にいるとなんとなく物足りない気分になってくる。ピアスは自分で着けるのも好きだが、人が着けているのを見るのも好きだ。街を歩いていても、すれ違った人のピアスに目が行ってしまう。

「あの人はいつも同じピアスを着けているからお気に入りなんだろうな」

とか。

「毎日違うピアスを着けているおしゃれな人だな」

とか。ピアスを見てその人の性格を考えるのも楽しい。

昔一緒に働いていた女性上司は、午前と午後でピアスを変えていた。おそらくお昼休みに交換していたのだろう。それも手作りのようなシンプルなもので、ものすごくピアスが好きな人なんだろうなぁと思っていたものである。

ちなみに筆者は軟骨にもいくつかピアスを開けているが、開けようと思ったきっかけが前職(ピアス人口多めの職場)にトラガスとヘリックスにシンプルなピアスをいつも着けている同僚がいたからである。それがとてもかっこよくて、いつか自分も軟骨に開けようと思うようになった。

その後なんやかんやあってその職場はすぐに辞めてしまったのだが、軟骨のピアスへの憧れだけは残っていて、退職してから開けた。

以前もピアスについての記事を書いた。

憂鬱を上書きするためにピアスを開けていたが、最近になってようやく、楽しむためにピアスを開けた。そのときのテンションで書いた記事は以下のものである。

「社会人になって軟骨ピアスとか…」「いい歳なのにそんなにピアス開けるなんて…」とか、インターネット上にはいろんな意見が転がっているが、年齢を気にしてやりたいことをやらないで人生を終えるほうがよほどもったいないと思う。だから、筆者はピアスを開けたことを後悔したことは一度もない。このピアスたちは他人のためではなく自分のためのものだから。

そうは言いつつもTOPは守るべきだし、お固い職業の人がピアスを開けるわけにはいかないだろうからすべての人におすすめできるものでないことも理解はしている。あと、ピアスそのものが嫌いな人がいることも理解している。

でもやっぱり好きなのだ。趣味と言ってもいい。出かけるたびに、雑貨店からジュエリーショップまで、いろいろなピアスを眺めて歩くのが好きだ。街を歩く人の着けているピアスを見るのも好きだ。最近はハンドメイドのお店も多いから、お手軽に変わったデザインのものが買えるのもとても良い。

ということで今回は大好きなピアスについて語ってしまった。なんだかんだでピアスの記事も増えつつある。ピアスが増えると同時に。

とは言えすでに一ヶ月以上毎日ピアスを変えても余るくらい持っているので、そろそろ落ち着こうかとも思っている。今度はお金をためて高級ブランドの宝石のついたピアスでも買おうかなと思っている。いつになるかわからない、気の長い話ではあるが。でもハンドメイドショップも見てしまう。ああ、ピアス楽しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?