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続・真珠のネックレスを糸替えに出した話

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あれから一ヶ月ほど経って、修理に出したお店から連絡が来た。修理が完了したのでいつでも取りに来てOK、というものだった。

早速その週末に銀座に赴いた。

出来上がったものがこちら。

遠目からでは目立たないが、一つひとつの珠の間にシリコン製のクッションが入っており、真珠同士が擦れて傷つかないようになっている。
修理ついでに簡易的な鑑定もしてもらった。天然のあこや真珠で着色処理がなされている、ということがわかった。

無調色でなかったのは少し残念だったが、そういえば筆者はサファイアやルビーの加熱処理とかを気にしないタイプだったことを思い出し、気にしないことにした。このグレーがかった色は気に入っている。

それに、祖母が自分でお金をためて買ったものなので大事にしたいと思う。ピアスにしてもらったので以前よりつけやすくなった。「ぜひ普段使いしてください」と修理店の方にも言われた。

後日、そのグレーパールのピアスを着けてジュエリーショップに行ったら、店員さんが目ざとくパールのピアスを見て「どこのですか?」と尋ねてきた。
「祖母にもらったノンブランドなんです」と言ったら「そういうの素敵ですね」と返ってきた。

なんと、その店員さんも大きなグレーパールの一粒ピアスを着けていたのである。
「なんか似てますね」
とほっこりし、その日は上手い営業トークと魅力的な石達に囲まれた時間を過ごし、またもや石に金を投資してしまったのだが、その話は長くなるのでそのうち別の記事にて書く予定である(まだ現物が手元にないし……)


さて、祖母のパールの話に戻ろう。

このパールのピアス、なんと9mmある。ネックレスは7-7.5mmのグラデーション。例えばこのサイズのネックレスをミキモトとかのブランドで買うとしたらとんでもない値段になる。何十万とかする。
そして、そうでないよくわからないノンブランドで買ったら多分、真珠を見る目を持たない筆者だったら後悔したことだろう(そもそも自分では買うことはないけれども)。

だから、この(たまたま必要になった)タイミングで祖母からパールをもらえたのはとてもありがたかった。

ピアスは軸の種類と太さが選べたので、元のイヤリングに最も近かったK18ホワイトゴールドの0.9mmにした。大粒なので軸が太いほうがいい。筆者はボディピアスもつける人種なので、なるべくピアスホールは小さくならないほうが都合がいい。
そんなわけで祖母のイヤリングは、理想のピアスとなって返ってきたのである。

ちなみにお値段は約3万円。

まぁ、真珠のネックレスなんてそう頻繁に使うものでもないし、糸も丈夫なものにしてもらったので数年は大丈夫だし、ピアスに至っては落とさない限り使えるので、良いお金の使い方をしたのではないかと思っている。

あとは、今回リフォームには出さなかったがリングもある。サイズが少し大きいのでサイズ直しに出そうと思ったのだが、これまた大粒のパールと小さなダイヤがついている迫力のあるもので、そうそう使う機会はないだろうと判断し、今回はサイズ直しを見送った。

リングはいつか必要になったタイミングで、今回お願いしたのと同じお店にいこうと思う。

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