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「動機がいちばん大事」と言いきれる人になりたい

「これだけあいつがやりたいと言うなら、ひょっとして、ひょっとするのかも」というか、みんなが反対したけどものすごくやりたい人が一人いた案件のほうが、成功する確率があるんじゃないかな。

"すごくやりたい一人"がいる企画が化ける──。これは、川村元気さんの書籍『仕事。』(集英社)にある、映画監督の山田洋次さんと川村元気さんの対談の中の一節だ。

そして、私が好きなほぼ日さんでも、「やりたい!」という「動機」をものすごく大事にされている。ほぼ日のサイト上で「動機」で検索すると、718件もヒットするくらいに。

糸井事務所ではなにかプロジェクトを立ち上げるときをはじめ「個々人の動機が、いちばん大事です」ということを、ずっと言ってきましたよね。(糸井事務所の、はたらきかた。 - ほぼ日刊イトイ新聞


「やりたい」気持ちがいちばん大事。一見あたりまえのことだけれど、声に出して言う人は少ないように思う。特に社会人においては、「やりたくない」のに「やるべきことだから」、「やりたい」のに「私にはできないから」。そういった言葉を並べている人は、とても多い。

「やりたくない」ことなんてやる必要はないと、私は思う。もし仕事でやりたくないことをやらされている人がいたら、どうやったら自分が「やりたい」と思うようになるか、考える必要がある。

「やるべきこと」の範囲内で自分の「やりたい」を見つける方法は、絶対にある。もしどう頑張ってもそれが見つけられない職場なら、そんなの、やめてしまうべきだ。「やりたくない」と思いながらする仕事なんて、結局はその程度のクオリティしか出せないと思う。

川村元気さんや、ほぼ日の乗組員の方々のように「動機が大事だ」と言いきれる人たちの特徴はきっと、「覚悟」があるかどうかだ。

「結局、最後は自分なんだ」

糸井事務所の、はたらきかた。 - ほぼ日刊イトイ新聞

 結局は、これを思えるかどうかなんですよね。

私が仕事において大事にしたい信念は、「本当に自分がやりたいかどうか?」。ここがブレては何も始まらない。自分がこれから「やりたいこと」に、会社としての「やるべきこと」を組み合わせて、自分の「できること」を増やしていきたいのです。

ありがとうございます。ちょっと疲れた日にちょっといいビールを買おうと思います。