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2017年7月の記事一覧
帰る、という感覚について。
出張で京都に来たので、実家にも顔を出した。家を出るとき、おばあちゃんに「じゃあ、そろそろ東京に帰るね」と言ったら、なんだかおばあちゃんがさみしそうな顔をした。
完全にわたしの被害妄想かもしれないけれど、「あんたはもう、あっちの人になってしもたんやな」という、おばあちゃんの心の声が聞こえた気がした。
*
ただ、わたしは東京を出発するときも、彼氏に「じゃあ、実家に帰るね」と言っていた。
これは
ものすごく好きな詩を。
吉野弘さんの『祝婚歌』という詩が大好きで、いつか大切な友達が結婚するときにはこの詩を贈りたいし、私自身、もしも結婚することがあれば、この詩を誓いの言葉にしたいなと思う。
『祝婚歌』(風が吹くと)
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだ
人の心は変わるものだ、というけれど。
ずいぶんと長い間、傷ついていないということに気づいた。もう10年くらいになるかもしれない。
幼いころ(といっても中学生くらいのころ)の私は、今とは正反対で、ものすごく傷つきやすい性質だった。人のことは基本的に100%信じていたし、人はみんないい人だと思っていたので、ちょっとした人の言動で、いちいち100%全力で傷ついては、涙を流していた。
だけど中学生活と高校生活のそれぞれで、ものすごく仲の良
人の気持ちなど100%は理解しきれず、ただモヤモヤだけが残った。
会社で、研修中の新入社員がイヤホンをつけて仕事をしていた。それを受けて、「新人が業務中にイヤホンをつけて仕事をすること」について、社内でちょっとした議論になった。
前提を言っておくと、私の会社は基本的に自由で、社員それぞれの個性を重んじているので、個人の行動は個人の責任に任されている。「絶対に◎◎しなくてはいけない」というルールはあまりない。
だからもちろん「イヤホンをしながら仕事すること」に
ひまわりとビール、それらの事実と解釈と。
向日葵(ひまわり)の花言葉を初めて調べた。
サクラや、タンポポや、朝顔や、ひまわり。日常生活で当たり前のように見かける四季折々の花たちにも、母の日に贈るカーネーションにも、恋人からもらったバラにも、花にはすべてに意味があることを、あらためて知る。
この現実世界には意味のないものなんて森羅万象何ひとつないんだということに気づかされる。
意味にあふれすぎた世界は、色鮮やかなようでいて、ちょっと息