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4月5日 契約をなぜ取り交わすのでしょうか

4月5日ですね。

4月1日を境にプライバシーポリシーを変更したサービスが多数あったようです。
私のもとにもそうした通知が多数舞い込んできました。

ここであらためて法務の重要性やなぜ契約を交わす必要があるかについて確認しておきたいと思います。

弊社でも今、少なくとも月一回以上は新規取引社様と機密保持契約を締結しています。
弊社が雛形をお渡しすることもあるし、逆に雛形をもらうこともあります。

後者の場合、私はこの条文を必ず全て熟読しています。
なぜかというと身を守るためです。

先日もこの場でポジティブの中にネガティブを想定すると書きました。

新規顧客と新たに締結を結ぶにあたっては、ポジティブな未来しか見えていません。きっとうまく行くという希望があるから新たな取引を開始します。無理だと思ったら最初から取引しません。
ただしポジティブな未来は中には、契約の中で起こりうるリスクや不慮の事態の可能性を織り込んでいます。

契約の条文から読み取るのは、そうしたリスクや不慮の事態が生じた時に身を守ってくれるのかの観点です。それがないと判断すれば、お客さまに条文の差し替えをお願いします。

よく、サービスの利用時に利用許諾に同意しないと利用できないケースがありますよね。ふつう、あの条文を全文読み込む人は少ないと思います。例えば保険契約とかはそうです。さすがに私も個人で利用する際は条文を熟読しません。

ですが、法人としての契約時は別です。
いざ何かが起こった時、弊社には弁済不可能な額の負担を求められると会社は傾いてしまいます。今や、私だけの会社ではないので。

弊社も今後、サービスをリリースしていくことになります。それにあたって、契約にあたっての考えを書きました。皆さんにもサービス利用規約を読んでおいてもらいたいと思っています。

ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。