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BLOCKED!

 日曜日、おれがジムで自分に甘えずボートローリングマシン両側に合計100KGのプレートを掛けて背筋を鍛えているところ、15LEPS終了して息づこうとTwitterを覗いたら、ある事実を発覚した。

 フォロワーの引用RTに、引用先の内容が見れない。数件も。

 おれの知る限りでは、こうなる場合は大体:
1.引用先がそのツイートを削除した
2.おれが引用先のユーザーをブロックしている
3.引用先がおれをブロックしている

 の三つだ。

 Twitterを初めて4年、比較的穏便のユーザーと自認し、スパムアカウントだけをブロックしてきた。そして信頼に足り得るフォロワーが意味もなく引用RTするはずもないので、残りの可能性は3、おれはブロックされたのだ。

 うわぁまじか。穏やかに振舞い、政治に首突っ込まない、下ネタ言わない、スパゲッティをデカい声で啜らないの3Sを守ってきたのに、ブロックされた。どこのどいつだ?さっそくリンクをコピーしChromeに貼り、Enterを押した。

 あっ、うん、へー、この人か……先週までリプで色々送り合っていたのに……一体何があったんでしょうね?心当たりが全然……いや、多分あるわ。

 これだ。

 痴漢と安全ピン、拡大する男女対立、殺伐としたリプ欄。その雰囲気は何となくアメリカ映画のThe Purgeに似ているので、暴力ですべてを解決するパージ車両を思い付き、それを文字化した。今に読み返して客観的に考えると、言葉は子供に見せたくないぐらい下品だったし、性別と道徳のセンシティブば部分に軽率に踏み入れすぎた気がする。そしてなにより『ガイジン如きが、日本の問題をわかってる風に語ってんじゃねえぞオラァ!』と強く思う。正直公開してしばらく興奮が冷めると、通報されないかと心配していた。

 認めよう、この作品には問題がある。センシティブな社会問題をバイオレンスでトッピングし、褒めてもらうため小説に書き上げて、公の場所で公開するのは軽率的であった、それが日本に事情に詳しくない外人に手によってならなおさら。そもそもパージ車両は痴漢問題を解決するところか、さらなる問題しか生み出さない気もする。でもこれがおれが生んだフィクションだ。生まれた子供は子宮に戻れない。ましてや初めてこの通じを見せたくれた、誇りに思う子だ。

 ありがとう。おれは危険ピンが生み出した業を背負い、生きいく。それが気に入らなければブロックしてくれ。初めてブロックされたという事実はおれを五時間考えさせ、この記事を書いた。

 反省はしている、でも後悔しない。

 まあ全部おれの思いやりだけあって、原因はほかにあるかもしれないな。心当たりの人はコメントで教えてくれれば幸いだ。アクズメは出来るだけ皆を楽しませる存在であり続けたい。

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