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この胸が高鳴るのは丸美屋じゃないキャラクターカレーが出たからさDECKER!!

この前はみなみの国におけるウルトラマンの商業展開が野心的玩具屋のビースト・キングダムの介入により一気に加速したことを言及したが、そのビジネス力と欲の深さに私は驚いてばかりだ。

たとえば先日、ビールを買うべくスーパーを通う際にこんな物を見かけた。

セール価額で-100元になっている。

いわゆるキャラクターカレーってやつだ。ストロングタイプのデッカーがパッケージに映っている。ビースト・キングダムが食品会社と協力し作った商品だと思われる。しかも丸美屋の千篇一律の甘口カレーではなく、塩卵ビーフというウルトラマンを意識したうえに作られている。『加熱3分、超人的美味さ』のキャッチコピーもセンスを感じる。

さてなぜ塩卵を入れるだけでウルトラマンを意識をしていると思われるかというと、昔ウルトラマンが超人力覇王というくそかっこいい訳名を得るまえはみなみの国では鹹蛋超人と呼ばれていた。鹹蛋とはつまり塩卵のことで、伝統ではアヒルの卵で作られることが主流だ。アヒルの卵は鶏卵よりサイズが大きく形が楕円っぽく、卵白は灰色っぽく、卵黄が淡い黄色になっていることでウルトラマンの目を彷彿させることからそう呼ばれるようになった。めちゃくちゃダサいけど一応当時の公式の呼び名なので、レナ隊員の吹き替え担当する声優さんが迫真な演技で「鹹蛋超人……!」と言う時代だった。こんなんじゃ子供がウルトラマンが好きって言えないわ。「うわ、こいつ鹹蛋超人が好きだってよ!」「マジか!よし放課後ケツ穴に鹹蛋ぶつこんでやるぜ!」の流れでいじめられてしまう。

昔の話はほどほどにして、デッカーカレーを買って帰ろう。この瞬間を駆け抜けろDecker!

なぜか内容物は二人分を想定した370グラムになっている。36歳にして成長期の最中にある私からすればぺろりだろうけど。

チキンカレーもある。こちらのパッケージにフラッシュタイプのデッカーさんを採用している。ミラクルタイプさんは見当たりませんでした。

裏にビースト・キングダムのマークがついている。

レトルトを本体はシンプルながら何気にウルトラマン配色。賞味期限は2024年9月26日すぐそこ。ブレーザーカレーがない理由が見えてきたね?さてお湯を張った鍋にぶち込んで3分を耐え抜けろDecker!

盛るとこんな感じ。我が家一番大きい皿を用いても溢れそうになっていた。370グラムを侮ってはいけない。

大きめ具がゴロゴロと入っている。日本のレトルトカレー。油が多く見える。ほんのりと卵黄の独特な匂いがする以外は特筆すべきところがなく、ハウスさんの甘口ルゥにちょっとアレンジを入れたぐらいの感じ。辛さは全くなくお子さんも安心して食べれる。私的には全然刺激がたりないが。

そういうわけで味は突出することはなかったが、丸美屋以外のキャラクターカレーがあって、それも我が国で作られて販売されていることに感動を覚えた。また手探りしている感じはあるが今後もめぐずにどんどん商品を出してほしい。買って応援する。


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