炒飯神太郎

 9世紀、日本某所。あるところにおばあさんがとおじいさんが済んでいました。

 この日、おばあちゃんは洗濯するために川に来ました。バァジュッ!バァジュッ!バァジュッ!川辺に濡れた衣類を棍棒で叩きつける音が響き渡った。石鹸がまた普及していない時代、汚れを落とすには衝撃が一番でした。

「哼ッ! 哼ッ! 哼ッ!」

 棍棒を叩きつける度に、おばあさんの上腕二頭筋、僧帽筋と背広筋が素晴らしく隆起しました。結婚して50余年、おじいさんのふんどしについた残便を落してきたおばあさんの筋力は一発で熊の頭蓋骨を割れるレベルに達しました。

「哼ッ! 哼ッ! 哼ッ!」

 今日も残便が手強い。おばあさんが無心に棒を降っていました。不意に上流から香ばしいにおいが漂ってきて、おばあさんは手を止めました。

炒ァァァ……炒ァァァ……

 なんと、大量のチャーハンが入った容量30Lの巨大中華鍋が流れてきました!高温を放っている鍋が川水が沸騰させ、水流で中のチャーハンが翻って均衡に熱を受けている。それを視認したおばあさんは決断的に河に飛び込みました。米がそう簡単に手に入れない時代、突然大量のチャーハンが流れてきたら誰だってそする。俺だってそうする。

「嘶ゥー……! 吼ォー……!」

 川水で全身を濡らし、呼吸法を行うと、おばあさんの全身に内功が駆けめぐり、筋肉1.5倍にバンプアップしました。更に体表に内功を込めて、硬質化させました。この状態のおばあさんは500℃まで耐えられます。おばあさんは腰を深く落とし、馬歩を取った。

「来いッ!」

 おばあさんは両手を広げて、中華鍋を受け止めました。肉汁汁汁!高熱がおばあさんの膚を炙る!

「哼哈ーッ!」

 おばあさんは歯を食いしばり、鍋を担いあげました。鍋を持って全速で走れば、40分で家にたどり着けると判断し、おばあさんは洗濯物を一旦置いて家へ急ぎました。おじいさんに熱々のチャーハンを食わせるために。

(続く)


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