【辛い麺メント】タイタン討伐
行く予定だった富樫義博展が完全予約制で当日の入場は不可能と知り、計画は狂って途方を失った私は、水道橋のほうに迷い込んだ。
めちゃめちゃ厳しい人達は不意に見せた優しさのせいだったりするんだろうか、ふと水道橋に旨い辛い麺屋が紹介された記事を思い出す。
行ってみることにした。ランチタイムだけあって通りは大勢のサラリマン食事を取りに出ている。列をなしている店も結構あった。目的の店もこうなっていないか心配になる。
幸いなことに、入店にちょうど席が空いていた。食券を購入、ランチ限定の鯛担麺と鯛めしのセットにした。店員さんに食券を渡して、辛さを聞かれる。0〜3、または激辛の4レベルを選べる。
3辛にした。大胆なチャレンジではある。劇物が出てこないことを祈るばかり。周りから麺や鯛めしを啜る音が聞こえて食欲を促す。
やっと来ました。3辛鯛担麺と鯛めしです。盛り付けが凝ってますな。ジャパニーズクオリティーを感じます。
とり肉は低温調理のようで柔らかくておいしい。スープはクリーミーでとろみがあり、太めの麺とよく絡みあいます。揚げたビーフン？がスープに溶けて食感をより豊かにします。鯛のだしを使ったようだが、私バカ舌じゃ色々混ざっているなかで遠いところに魚が一匹泳いているって感じだった。総じて美味いです。3辛ですが私が苦痛なく食べれる程度です。自信がある方は激辛に挑戦しても良いでしょう。
麺を食べ終わって、鯛めしのほうに手をつける。米粒にだし染みついていい感じだ。
店側のアドバイスに従いそのまま食べます。ワオ、MIYABI......上品な魚類旨味が口いっぱい広がる。素晴らしい。これは1リットル食べたい。
店のアドバイスに従い鯛担麺のスープをかけてみた結果、カレーライスみたいな見た目に。これは悪手だった。もうスープの味しかしない。せっかくの鯛が辛いスープの海で溺死した感じ。すまんな......ほんとうすまん。
あくまで個人な感想だ。もしここに訪れる機会があったらお好きに食べなさいな。激辛はどれほどものか、報告に期待する。
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