婦人科医のシズ先生:悪魔転生編 下
以下の文章には:
でたらめの医療知識。
暴力描写。
中絶。
汚い言葉。特にビッチ連発。
などが含まれています。駄目な方は今すぐ逃げてください!
異界転生体:元々この世に存在せぬ物が母胎を借りることで、分娩により我々の現実に出現する生物の総称。
名乗った直後、スーゼは助走をつけずに跳躍!猿めいた俊敏さでシズに飛びかかる!シズは手術衣を脱ぎ、マダドールみたい横に掲げる、に絡めとられながら後ろへ飛んでいくスーゼが壁にぶつかり、「ゴッ!」と鈍い音が響き、樹脂タイルが凹んだ。
『シズ、状況は把握した!異界転生体は活動開始したな!』天井のスピーカーから婦人科部長ジョウの声。『援護する!あと少しで防疫部隊が突入し……』
「いいえ。必要ありません」
『しかし!』
「この個体には取り入れた養分吸収し瞬時に成長する特性があります。それれにベイビーサイズでありがながら素手で人間を引きちぎる力をさっき見せつけられました。下手エサをやればかえって面倒になります」
『そこまで把握できたか、まさか』
「ダンは残念でした」
緑地でテディベア模様のスクラグ姿になったシズは手術台横にあるトレイからメス数本とボーンソーを手に取った。
『……わかった、きみに任せるとしよう。何ができることがあれば言ってくれ』
「では私の言う通りに、オペレートで支援してください。もし私がしくじったら、手術室ごと廃棄してください」
『わかった!でも私はきみの勝利を信じるぞジス君!』
「儂をほったらかしてほかの野郎と談笑とはひどいビッチだ」
もそもそと手術衣から脱出したスーゼはよく天使と例えられる赤ん坊と正反対の邪悪な笑顔で言った。
「しかし自ら服を脱ぐとは、儂を誘惑するつもりか?ガガガ……」
舌を舐めずる。その目は欲情に染め上げる。
「良し決めた!お前の穴という穴をファックしつくした後、食らいつくして我が一部にしてやる!」
「産まれてばかりなのに随分と汚い言葉を覚えたこと。来なさい、その汚い舌を切りおろして消毒液に漬けてあげますわ」
「そうはいかぬ!儂の舌はどれ程のビッチを味わって来たか知ってるかビッチィ!」
スーゼは再び跳躍、空中でショルダータックルで姿勢を取りキャノンボールめいた速度でシズに迫る!シズは咄嗟に腰を捻ってブリッジしてタックルの軌道から外れ、さらにスーゼが上空を通りぬけた瞬間に左腕をしならせメスを投擲!
「クワッ!」
ブルズアイ!口、腹、鼠径部。三本のメスがスーゼに突き刺さった!赤ん坊サイズの人体にとってどれも致命傷と言える。
しかしスーゼは怪我に全く介せぬ!壁に衝突する寸前、態勢を整えてウィンナーのような足で壁を蹴り、加速!三角飛びでブリッジ状態のシズに襲いかかる!シズはコアマッスルをフル稼働しブレイクダンスみたいに身体を捻る回避するが、間に合わない!
「ヌンアァ!」
スクラグが破られ、露わになったシックスパックに鍛え上げた腹部が裂かれ、血液が噴き出す!スーゼは空中で身を翻し、ネコ科動物めいて四点着地した。刺さっていたメスが既に見当たらない、代わりに小さな指先に金属の爪が生えている。
(まさか、傷口から無機物を体内に取り込めたのか!?)
「ギリギリ避けおったか!両断したつもりだったのに。しかしなんという腹だ。相当腰使いが巧いと見る。そのみだらな腰で何人の男を天国へと道にいたか?淫乱ビッチ?」
シズは腹の怪我を手で押さえ、座り込んだ。何も言わず。表情は青ざめている。
「ようやく静かになったか。これでこそ儂のビッチだ。む?この匂い……」スーゼはくんくんと空気を嗅いだ。「血の中で糞便の匂いがまっじておる。腸を切り裂いたようだな。御開帳ォ!さあてまた暖かいうちに事を済ませ、食ってやろう」
赤ん坊の皮を被った悪魔ーースーゼは裸足でぺちぺちと鳴らしてシズへ歩み寄る。
「A1からT25、ナウ!」
『合点!』
シズの合図に、手術室の天井が落下!
「小細工が!」
死のプレストラップを、スーゼは上に手を伸ばし重量挙げ選手みたいに受け止めた!一部のみを!落下するプレスユニットはそれぞれ30㎠の四角形の鉄筋を埋めこんだコンクリート柱で構成されており、地下手術室の天井に満遍なく設置されている。プレスで相手を叩き潰せばそれでよし、もしできなかった場合は檻にもなれる!
「なんの!こんな石柱、儂にかかれば……む?」
その時、第二のトラップが牙を剝いた。床のタイルの間が微かにスライドし、その隙間から湯煙立つ液体が溢れてくる。
「釜茹で!?WARーHAHAHA!熱湯など公爵たる儂にとってぬるま湯に過ぎんっっっ冷たいぞォ!?」
思わぬ感触にスーゼは狼狽した。この液体は熱湯ではない。よく見れば煙は上がる事無く、液体の表面付近に漂っているだけ。そして液体はますます溢れ出て、液面が上昇している。その正体は-196℃で沸騰する液体窒素!地下手術室は異界転生体を絶対に人間の世界へ逃がさぬよう殺意を満ちた仕掛けを用意した、絶対ここで仕留めるためのキルゾーン、最終防衛ラインなのだ!
「ヌゥーッ!氷より冷たい水など、17世紀ににはなかった。しかァーし!」悪魔は心拍を加速し、エネルギーが血流に乗って全身渡る。身体がマグマにたいに橙色の光を帯びる!「情熱で乗り越えて見せるやろうぞ!待っておれビッチ!お前の温かさを儂が全部吸いつくしてやる!」
悪魔が発する暑苦しいセリフはコンクリート柱に阻まれたため、シズの耳に入らなかった。カッチ、カッチ。彼女は医療用ホッチキスで強引に腹の裂傷を留めた。これでは飛び出そうなはらわたを何とか閉じ込めたが、内臓の損傷が治ったわけではない。何せ裂かれた腸から糞便がはみ出ている。腹腔はいま腸内菌が暴れているのを感じる。早く縫合して殺菌しないと。ここで死ななくても複合感染で死んでしまう。
「つっ……」スーゼを閉じこめた檻を見やる。仕掛けが効いていると願いながら手術台の下に手を伸ばし、指紋認証ロックを解錠して最後の道具を抜いた。
それは一本の剣であった。刃渡り1.9フィート、幅2インチの両刃直剣。形状は中国剣に近い。鍔と柄は一体形成、個性のない白い樹脂材質。刀身に「DIE INSIDE」のゴシック体文字が刻まれている。
「部長、冷却開始からどれほど時間が経ちました?」
『今で96秒だ。ターゲットがいるブロックの液体窒素はそろそろ尽きる』
「プレス機をあげましょう」
『わかった。気をつけろよ!』
ズシュー……コンクリート柱が天井に収まっていき、冷気による霧の中央に、石炭かアスファルトのような黒い物質に覆われた赤ん坊があった。
「ビビビビッッチチチチぃいぃいぃぃ」歯をがたがたと打ち鳴らし、スーゼは極めて緩慢だが、シズに向かって動き出した。「おまままえを、おっおお、ふぁっ、ふぁふぁふぁふぁーく……」
なんたる執念!一方、シズは右手で剣と持ち、踏み出した。
「そんなにファックしたいのならーー」空いている左手でスーゼの頭を掴み、乱暴に手術代に乗せた。「私がファックしてあげましょう。お爺さん」
剣の柄頭を左掌で叩くよう押し込むと、キィー!の刺激音を発し、刀身が振動!
スーゼはその震える切り先を目の端で見つめ、これから起こりうることに勘付いたのか、恐怖に駆けられて叫んだ。
「ビッ、ビッ、ビッ、ビッ、ビッチ!ななななにを!?」
「私が最も得意なことです」
振動剣はスーゼのベイビーアスホールに侵入し、直腸と小腸を破壊した。肝臓、胃袋、そして横隔膜を裂き、心臓を串刺しにして食道を登る。遂に、剣先は脳を震わせ、頭蓋を突き破った。
「気持ちいいですか?ビッチ」
刺すからの抜くまでコンマ3秒、迅速かつ正確の突き。スーゼの下の穴から黒い血液が吹き出し、上の穴から脳漿が垂れ流した。悪魔は口から黒い泡を吐いて、激しく痙攣しだした。やがてその肉体は崩壊し、アスファルトみたいな黒い石粒に変わった。
『異界転生体の活動停止確認!やったぞ!』
「ええ、これで素敵なクリスマス思い出が、また一つ……」
シズは傷を抑え、呪術台に腰掛けた。未だに横たわっているダンの死体を暫く見つめ、目を瞑った。
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「ラム肉 ステーキ ローォストーチーキーン おいしそーなー ご馳走 食べられないー」
6時間後、治療手術受けたシズは個人病室にいた。即興ソングを歌いながら乳白色の流動食をスプーンで掬い、口に運んだ。テレビのクリスマス・イヴ特番は黒人のソウルシンガーが全霊の歌声を披露し、カメラに映った観客が陶酔した表情で涙目している。
流動食を食べ終わったシズはさっきの戦闘を反芻した。手強い敵だった。異界転生体は種類が多岐で、それぞれ複雑な生態を持ち、とても対応しきれない。そのためまた生まれていない内に宿主の中絶を行う。これが現在一番効率よくかつ安全な方法とされている。もし一異界転生体が生まれてしまった場合、ドクターは人間社会と文明を守るため身を挺して戦わねばらなない。それが彼女の師匠に叩き込まれた信条だ。
ダンは残念だった。情熱(歪んだ情熱だが)があり、器用で、学習も早い。もう一年があれば医者免許を取るように勧め、自分の弟子にするつもりだったが、もはや叶わなかった。新しい後継者が必要だ。自分がいつも手術から生き残れるとは限らない。
そしてK子。可哀相に。身体は無事だったが、精神的ダメージが甚大だ。回復できるまで長い時間と治療がかかるでしょう。彼女の健康と幸せを祈る。
「お皿を下げますね。先生、どこが具合が悪かったりしますか?」
夜勤のナースが入室した。ブロンドの短髪で中性的の外見。お若いのにイヴの夜勤とは、貴女は本当にそれでいいのか?
「ありがとうございます。今のところは快適ですわ。でも少しコーヒーを頂けますか?」
「はい、すぐお持ちします」
「それと」
「はい」
「貴女は膣や肛門に、性交以外の目的で物を入れたり出したりする仕事に興味があります?」
「……はい?」
(終わり)
👿⚔️👩⚕️
こんばんわ。冒涜者のアクズメです。まずはこれを見てください。
これに応募しようと書き始めたんですよ。でも書いてるうちに調子が乗ってきて、気づいたら大変なことになってしまいました。
なにが大変って:
1.ビッチ連発
2.話が予想以上にが長い
3.うんこ
4.ケツ穴から串刺し
5.ポリティカル的に正しくない。
私だったらこんなもんがカレンダーに飾っているのを見るとブチ切れるわ。
なので応募を取りやめました。自分なりに満足しています。
今日はイヴ、そしてもうすぐ日本のお正月ですね。少年少女、青年男女、壮年男女、熟年男女、シニア男女が布団にもぐり、互いへの愛を深める季節です。行為をなさる際にもし家族を増えるつもりがなかったら、すべき措置をはしといてくださいね。あなたとあなたの愛する人がひどい目に遭わないためにも。
メリークリスマス。
「おいおまえ。さっきの発言だと、少年同士と少女同士、青年男性同士と成年女性同士、壮年男性同士と壮年女性同士、熟年男性同士と熟年女性同士、シニア男性同士とシニア女性同士が布団にもぐり愛を深める資格がないと言いたいのか?おぉん?」
「アイエッ!?す、すみません!年齢と性別問わず、愛を深める際には必ずすべき措置をしてください!これからもポリティカルにおける正確性を大切にしますはい!」
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