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That's not even cool

「ジュン、これはどういうことだ?」

 有間が前の席に座り、マグボトルを僕の机に叩きつけた。

「昨日有間に頼まれたバターコーヒーだけど……」

「そっちじゃねえよ。何でお前のボトルに入ってるか聞いてんの!」

「それは……」目をそらすと、教室のドア付近に月階の姿を確認した。自分の席が占拠されたことに困っている顔も可愛い。これ以上彼女に迷惑をかけてはいけない。

「自分の容器持っていくと割引してくれるんだよ。僕はパシリの上に自腹だからさ……」

「でもなんでおめぇのボトルだよ?間接接吻になるだろうが!なあお前ホモか?俺のケツ狙ってねえか?」

 月階は不愉快そうに手を組み、眉根を寄せた。まずい!これまでペンを貸したり、先生の質問をカバーしたりして築いた好印象が崩れてしまう!

「おい聞いてんのかこのホモ!」有間がさらに調子乗って僕の頭を叩いてきた。痛いな、頭に来た。

「ウオオオッ!」僕はキレて、ボトルで有間を殴ってしまった。

(続く)

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