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全日本プロレス魔界転生 第19話

全日本プロレス魔界転生 第19話
巌流島の決闘 全日本プロレスよ永遠に

宮原健斗:ふう。とうとうこの宮原健斗様の出番だ。時代は宮原健斗を求めている。全カットだって気にしない。
ところで茨城県から山口県の巌流島ではあまりにも遠いので、二ッ島というところに来て対岸の砂浜にリングを設置したぜ。
ここらはあんこう鍋が名物料理なんでみんなも遊びに来てください。

宮原健斗:しかし遅い。これって1時間で爆発すんだっけ?
青柳優馬:いや試合始まってないんで大丈夫でしょ。一応怖いから離れていましょう。
宮原健斗:さっき凄い爆発だったもんな。

そこへ漸く小船に乗ったジャンボ鶴田が現れる。船を漕いでいるのはイザナギだ。健斗はコスチュームを脱いで駆け寄っていく。

宮原健斗:鶴田さん勝負だ。
ジャンボ鶴田:宮原健斗やぶれたり!
生きて帰るつもりなら三冠ベルトを捨てたりしまい。
宮原健斗:1時間も遅刻しておいてそのような戯言を・・・・・・
完全無欠の絶対王者ジャンボ鶴田といえ許さん!
ジャンボ鶴田:この夕日が逆光となり我の動きがわかるまい
いざ勝負だ。
うわっ夕日に照らされた三冠ベルトの光が目に・・・・・・

宮原が鶴田の顔面に挨拶代わりのブラックアウト。
たじろぐ鶴田。
宮原健斗:そもそも何で船で来るんだよ。同じところから来たくせに。
イザナギ:作戦や!
宮原健斗:だから遅刻すんでしょうが。
イザナギ:お前は吉川英治の宮本武蔵を読んだことがないのか?
アントニオ猪木対マサ斉藤はだから巌流島で試合したんだぞ。
宮原健斗:ふーん。
青柳優馬:やっぱり知らないんだ。ぜんぜん興味がない。

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