第四話:入居後発覚リフォーム不備と交渉
私の実体験を元に不動産投資への失敗を書いていく。
本日は、第四話、入居後発覚リフォーム不備と交渉。
正直経緯含め思い出すことも嫌になるが、同様の被害者を増やさないためにも、しっかりと記載していこうと思う。
不透明な部分は若干あったものの、Z氏、X氏共に信じ切って不動産売買契約を締結した私は彼らと銀行へ出向き、住宅ローンの契約にもサインをし、数ヶ月後、物件へ入居することとなった。
今思い返すと、住宅ローンの契約にサインする際も、賃貸に出す旨言わないよう固く注意されていたが、そもそもやってはいけないことだから言わないようにということだったのだ。
そもそも一人暮らしをしていた私は、格安引越し業者へ依頼し、簡単に引越しを済ませ、部屋を隅々までチェックしてみることに。
確かに、水回り(風呂・洗面台・キッチン・トイレ)は最近の新築を思わせる程に綺麗で、一人暮らしの部屋とは比にならないものだった。
一方で、壁紙は若干剥がれている部分があったり、部屋のドアの閉まりが悪かったりと、リフォーム不備と思われる部分もちらほら見受けられた。
そもそも買った直後から、いろんなところに相談すると、購入金額が高過ぎる、条件が悪いなど、NGだらけで、早い段階から後悔をし始めていた。。。
なので、このリフォーム不備には想定以上に納得できず、即座に写真を何枚も取り、Z氏へ連絡、どうにかして欲しいと伝え、且つ実はNGなことだらけであったことが確認取れたため、他の不動産業者複数社にも相談を持ちかけていると打ち明けたところ、それについては申し訳なかった、すぐに会って話をしようということで、都内の事務所で打ち合わせをすることとなった。
数日後、私は怒りの全てをぶつけるつもりで、何なら手も出すぐらいの勢いで事務所へ乗り込んだ。そこには、疲弊した顔つきのZ氏と、いつもと何ら変わらないX氏がソファに腰をかけていた。
まずは何よりも騙された気持ちでいっぱいの私から思いのたけをぶちまけたのだが、こういったことに慣れているのか分からないが、X氏は堂々と、何か勘違いがあったのであれば申し訳ないと簡単に謝罪をしてきた。また、Z氏も疲弊した顔つきだったことから、Z氏の顔に免じて、相当額の負担を持ちかけてきたのだった。
その額は住宅ローン満額を毎月支払うという内容だった。
管理修繕は自腹となるが、住宅ローン満額であれば負担も相当減るし、他の場所へ住み替えても、多少の負担額でローンは減っていくため、悪く無い話と感じ、覚書を締結の上、合意することとした。
とはいえ、本来は契約を白紙撤回したかったのだが、当時は弁護士に相談する知恵すらも浮かばず、この条件を飲むに止まり、数ヶ月の居住のみで物件から転出することにしたのだった。
第四話を振り返って今思うこと
やはり、相変わらずの自分の馬鹿さ加減による不甲斐なさは拭うことはできない。契約してしまったものは、白紙撤回どころか何もできなくなる場合が多いみたいだが、恥を承知で本気で弁護士や知人に相談すれば、もっと何かできたのかもしれない。少なくとも、管理修繕含め満額を受け取ってもよかった内容だ。しかも、そもそもローン全額をすんなり出すということは、普通に考えればガッツリぼったくっていたと考えるのだ妥当だろう。。。
次回、第五話は、住宅ローン物件、賃貸に出す愚行。
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