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メイキング:「DQビルダーズ2」二周年記念イラスト

昨年、DQビルダーズ2の一周年記念イラストをアップしまして、今年もお祝いがてらイラストを描きました。

去年はかなり前から準備していたので余裕があったんですが、今年はなんと日程を勘違いしており、描き始めたのが前日、勘違いに気づいたのも前日と時間がない中、ドタバタで仕上げたためロゴ位置などが微妙になってしまったんですけど、すごい勉強になったので記事としてまとめておきます。ただ二次絵なんでどこかから怒られたら消します。

2020年12月19日:なんとなく下書きを始める

2周年

初回はこんな感じでした。これより前のアタリは本当にひどいので載せないでおきます。ケーキ描けなさそうだなーってわかってたんで、フリー素材をお借りするべく貼ってます。

ほんでこの19日の夜中に「あれ? 発売日ってそういえばいつだっけ」って我に返って調べたら12月20日で驚きました。まあ1日あればなんとかなるかなとこの時は呑気に構えていたのですが…、

2020年12月20日:ドタバタ後、日付が変わる数分前に投稿

前日に描いたラフが、ビルダーが半笑いでサイコパスっぽいので、ちゃんとニコニコしたやつにしよう…と、一から描き直します。これが過ちの始まりでした。


2012202周年

雑いのでお恥ずかしいですが私にしたらかなりまともに下書きした方です

お気付きの方もおられるでしょう、なぜキャラが雑なのにケーキ→ボトル の順に細かいのか? 私は静物、そして食べ物が死ぬほど苦手、というか描けないので、先にこれらをなんとかしてみて描けそう、と分かったら完成させようとしたんですね。で結果どうなったかというと諦めたわけです! ケーキがもうどうしても、どうしようもなかった。そこで、カメラを引いてケーキが目立たない構図にした方が良いだろうと、昨日描いたラフに戻ります。これによりおそらく4-5時間はロスしてしまった。

スクリーンショット 2020-12-21 16.03.45

零時が近づくにつれ、自業自得とはいえどうしてこんなドタバタになったか、敗因はケーキだよ! と同僚に言うと、

「綺麗に描きすぎてるからじゃない?」

と、極めて蔑んだ表情で言われてしまい大爆笑しました。

ちなみにこのケーキだけなんでこんな細やかなのかというと、写真を加工してトレスしたからです。フリー素材にはいつもお世話になっています。

イラスト

明るめに黄色のオーバーレイかけ、テクスチャ入れて仕上げます。

イラスト2

日付が変わる数分前にツイッターにはアップできたんですが、去年のロゴを使いまわししたため腕が隠れてしまって仕上がりは微妙な感じになりました!

ドタバタなうえ満足な仕上げもできず、ファンアートだからお仕事でもない、けれど締め切りに間に合わせようと何かしたのが久々のことで、緊張感がありました。

教訓 「描けないものは描かない」「素人はラフチェックせい」

今回、描いているうちに色々気づいたことがあります。

1.描けないものは描かない:ケーキに対して抱いた危機感は間違っていなかったと思うんですが、なら残り時間を考えて、どこまでできるか妥協点を探る、あるいはいっそ代替のものを検討すべきだったと思います。締め切りまで時間がないものを仕上げようとするときは、汎用性の高い絵柄にして逃げ道を作っておくのもひとつかも知れません。例えば、今回でいうと明らかに料理の格好をしているため、2人の手に乗っているのが台所回りでなければ不自然になり、武器やスライムでは代替できません。素人が時間のないなかで一定のシチュエーションを描こうとするのは割と危険かもしれません。

2.素人はラフチェックせい:当初、ビルダーのエプロンには柄をつけたかったものの、明らかに間に合わない時間配分になったため諦めました。しかし実際ロゴを入れてみると、エプロンはほぼ隠れてしまうので、柄を入れなくてよかったんや! と分かりました。反面、腕がロゴで隠れてしまったのは残念でした。これは2人の背後にロゴを置く等すれば解決できたかも知れません。しかし検証する時間がなく、そのつもりで絵を仕上げていなかったため間に合いませんでした。下書きなど、ある程度絵の形が見えてきた時点でロゴに当てはめておけば、結果「ここは見えなくなるから描かなくてもいい」と判断ができ、時間の短縮につながったはずです。プロなら当てはめてみなくても判断できるのかも知れませんが、私は「できない」というか「やらなかった」。ラフの時点で見極めていれば結果は変わったかも知れないので、勿体無かったなと反省しております。

こういった短いスパンのお仕事は普段しておらず、自分の実力を知り、何ができるか、何をすべきか見直す良いきっかけになりました。満足がいくまで完成させることは叶いませんでしたが、描いてよかったです。


去年(一周年記念)のnoteはこちら:


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