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INDIE LIVE EXPOに提出する動画の平均ラウドネス値(-15LKFS)を素人が元々PCに入ってるソフトだけで何とかして計測する方法

インディーゲームの情報番組、INDIE Live Expo(以下ILE)。自作ゲームを何度かご紹介いただいております。

この番組に出展する提出素材のひとつに動画があり、そこには「平均ラウドネス値」という見慣れない規定が……。

動画ソフトで平均ラウドネス値まで処理できるのはAdobe Premiere Pro だけっぽい。高い。自分も計測して書き出せる動画編集ソフト持ってないので、当初は音楽専門の友人を頼り調整してもらっていました。しかし、超短い動画のために音源を調整してもらうというのが心苦しく、何度かやり取りして教えてもらったりして自力でできるようになったのでその方法を共有します。

ちょっと手間だができなくはない

まず、動画を作り一通り完成させます。この時の注意点として、効果音なども含めた状態で完成としましょう。音楽だけ計測してあとから効果音とか足すと、また計り直しになるからです。

さて完成させた後、一旦mp3のみを書き出して、リンクの方法を参考にして測定します。mp3は、大体の動画ソフトなら書き出せる機能がついていると思います。

上記の方法のうち私はiTunesを使いました。

上記の方法の意味がわからない。という方に私なりの説明をしますと、例えばiTunesで-1db。と表示されたら、iTunes平均の-16LKFSから1引く=-15LKFSになる。という考え方っぽいです。

ここで「?」と思われた方もいるでしょう。

-1LKFSと1dbって違くね?
-マイナス16マイナス1なら、-17になるのでは?

1LKFS=大体1dbらしい

これは音楽に詳しい友人に教えてもらいました。上記リンクではシレーと引かれていますが、つまり1LKFS=大体1dbということらしいです。

また、マイナス16マイナス1ならマイナス17になるのでは疑惑は私もあったので、iTuneで-1dbと表示されるよう調整したものを友人に渡し計測してもらったところ、「-15.1~-15.3になっているので大丈夫と思います」と連絡がありました。

ここで「?」と思われた方もいるでしょう。

-小数点が入っているので、規定から外れているのでは?
-きっかり-1dbじゃなくてズレてる。


プラマイは許容、ソフトにより異なることもある

ここで再びINDIE Live Expoのエントリー要項を確認してみましょう。

-15LKFS±1dB

±1とある……ということは、つまり(友人によると)「プラマイ1dBなので、-14-16の間であれば大丈夫かと」ということです!

これまた友人によると「ソフトで微妙な値は変わる」ということだったので、つまり、真ん中辺りに調整しておけばILEの応募要項は満たしている! ということと思われます!

プロの友人がちゃんとした機材で計測したものと違い、私の使った方法はiTunesでしたので-1db。というざっくりした値しか出ないし、一旦書き出してiTunesで表示し音を合わせる一手間かかりますが「機材により誤差がある」なら次回からは自力でできそうです。

手間だし正確性を求めるならプロに頼もう

もっとも、ここに手間かける時間があるなら外注してゲーム開発する時間に充てた方がいいのでは? という気もしています。特に急いでいる時、正確性が求められる時はプロに頼むのがおすすめかも。何せILEは年2回、自分は効果が高いイベントだと知っているのでめちゃくちゃ気合い入れて申し込むし落ちたら落ち込むので、音ちゃんとしてないとかで落ちたら痛手だと分かっています。

本稿、いろいろな記事やご意見参考にしたとは言え素人が書いた記事なのでどこまで正しいか正直自信はなく、内容の保障は致しかねますが、ILEに応募される方の参考になれば幸いです。


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