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ドラマ日記『真夏のシンデレラ』(初回)

海辺で一緒に生まれ育った“海辺のシンデレラ”である女友達3人と、一流大学に入学し、それぞれの道へ進み優等生な日々を送る男友達。住む世界の異なる男女8人が、真夏の海で運命的に出会う恋愛群像劇『真夏のシンデレラ』の初回。

蒼井夏海(森七菜さん)は、海の町で生まれ育った明るく真っ直ぐで負けん気が強い性格。父親の亮(山口智充さん)、弟の海斗(大西利空さん)と3人暮らしの夏海は、サップのインストラクターをする傍ら、亮が経営する食堂の運営と家事全般をこなしている。

30分拡大で放送された初回。主要キャストが8人ですので、これぐらいは必要でした。これまでの様々な恋愛ドラマ要素が散りばめられた、久しぶりの王道(=ベタ)月9恋愛ドラマの売り言葉に偽りなし。

恐らくは新人脚本家(市東さやかさん)を抜擢しつつ、昭和・平成世代のオジサンたちがゴリゴリに設定したのでしょう。若者向けというより、昭和・平成世代でSNSで突っ込みながらドラマを見る人向き。というわけで、自分は楽しめました(笑)。

物語の中心にいるのは、陽キャラ&出来る子&良い子過ぎる夏海を演じる森さん。終始、短パン&サンダル姿を徹底させるオジサン演出ですが、終盤のサンダルシンデレラの伏線回収の意図もあったのでしょう。色々ありましたが、存在感というか女優として光るものがありますね。

速攻で夏海を好きになる建人を演じるW主演の間宮祥太朗さんは、影薄めの当面受け芝居の模様。建人はどうやら御曹司らしく、だから庶民派の夏海が『真夏のシンデレラ』ってことなのかな。二重の意味でのシンデレラ。

初回で一番の恋愛事といえば、長年匠(神尾楓珠さん)を好きな夏海が、ついに告白するも「女として見たことがない」と玉砕するくだり。結果、それが建人につながっていくわけですが。匠は元担任の人妻で、色気ダダ洩れの佳奈(桜井ユキさん)が好きなわけですが、不倫展開もある⁉

溺れかけたシングルマザー・理沙(仁村紗和さん)と、それを助けて人工呼吸キスし、翌朝裸で隣に寝ていた宗佑(水上恒司=岡田健史さん)の二人はサイドストリーとして進行。愛梨(吉川愛さん)がかき乱し役でしょうが、案外嫌味な修(萩原利久さん)に落ち着いたりして。

余談:15日放送のNHK『土スタ』ゲストは、講談師の神田伯山さん。生放送大丈夫かな(笑)。


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