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女優ノート『市川実日子さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は2021年春ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』に出演する市川実日子(みかこ)さん。

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姉妹女優といえば、最近は広瀬&上白石姉妹ですが、市川さんもその一人。1990年代のカリスマモデルの姉・市川実和子さんに続いて、モデル・女優に。ちなみに、美和子さんは、近年、映像作品から遠ざかってましたが、6月公開予定の映画『青葉家のテーブル』に出演するようです。

2000年に『タイムレスメロディ』で映画デビューした市川さん。2001年には『とらばいゆ』でヨコハマ映画祭の最優秀新人賞、2003年には『blue』でモスクワ国際映画祭の最優秀女優賞を受賞し注目されます。

映画『めがね』(2007年)など、小林聡美さんやもたいまさこさんとの共演も多い市川さん。そんな3人がドラマで一緒だったのが『すいか」(2003年)。賄付き下宿住む5人の女性たちのコメディーで、市川さんは大家の女子大生役でした。木皿泉さんの脚本による傑作。

賄い付きのレトロな下宿を舞台に、そこに集う多種多様な女性たちによって繰り広げられる、あまりにも日常的にして、あまりにも非日常的な人生の悲喜交々を綴った大人のアンサンブル・ドラマ。

市川さんが再び注目を集めたのが、映画『シン・ゴジラ』(2016年)。『エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明監督が手掛け、80億円越えの大ヒットした本作。男性ばかりの対策本部の中、市川さんが演じた、媚びない環境省の課長補佐・尾頭ヒロミ役が熱狂的な人気を集めました。

突如、東京湾アクアトンネルが、崩落する原因不明の事故が発生した。首相官邸では緊急会議が開かれ、内閣官房副長官・矢口(長谷川博己さん)だけが、海中に棲む巨大生物による可能性を指摘。周囲は矢口の意見を一笑、しかしその直後、海上に水しぶきとともに長く巨大な尻尾が姿を現す…。

以降、『小さな巨人』(2017年)や『凪のお暇』(2019年)など、人気連ドラに次々と起用されてきた市川さん。「市川出演作品に外れなし」という感じですが、最後はやはり『アンナチュラル』(2018年)の東海林役。早く続編やらないかな、と熱望されている傑作。

ミコト(石原さとみさん)は、死因究明のスペシャリストである解剖医。彼女が許せないことは、「不自然な死(アンナチュラル・デス)」を放置すること。新設されたUDIラボで働きながら、「死」の裏側にある謎や事件を、明るくスリリングに解明していく法医学ミステリー。


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