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大・どんでん返し!…今週の『ちむどんどん』

復帰前の沖縄で、4人兄妹の次女として生まれ育ち、復帰とともに、東京で働き始めるヒロイン・比嘉暢子(稲垣来泉さん→黒島結菜さん)が、やがて沖縄料理の店を開くことになる朝ドラ『ちむどんどん』の第2週「別れの沖縄そば」。

父・賢三(大森南朋さん)が急死した月曜日。沖縄風葬儀の後に、海辺で子供たちの叫びに『エール』感。多額の借金の存在がわかり、一気に追い込まれた比嘉家。母・優子(仲間由紀恵さん)の工事現場での賄仕事で、子供4人はなかなか厳しい。中3の長男・賢秀(浅川大治)が卒業後、すぐに働くのが現実的ですが…。

貧乏話が続く火曜日。優子は子供たちの靴や服を揃えてあげるために、無理目な工事現場仕事。仲間さんが美しすぎる未亡人ゆえに、現場の親方(肥後克広さん)が報酬に色を付けてくれたことを素直に受け取れない(笑)。

せっかく優子が買ってきてくれた靴と服を、即座に台無しにする賢秀のダメ長男ぶりは、『ちゅらさん』の恵尚(ゴリさん)にも似て。ひょっとして一人だけ父親が違うパターンかと思いましたが、どうでしょう。「ゴーヤーマン」の大量在庫のごとく、今後も何かやらかしそうです。

運動会の徒競走で、暢子が靴の破れで最下位となった水曜日。賢秀が1位となりめでたしめでたしかと思いきや、比嘉家を執拗にバカにする島袋(吉田 日向さん)が高校生を連れてきて乱闘。吉田さんは「パプリカ」を歌った「Foorin」のメインボーカル。そして優子倒れる。

東京の親戚から、子供を一人引き取ってもいいという話が知れ渡った木曜日。借金の保証人の件で、優子にいつもきつく当たる賢吉役の石丸謙二郎さんは、『初めて恋をした日に読む話』ではヒロイン(深田恭子さん)の素敵なパパ役でした。俳優ってすごいなあ。土曜日の冠ラジオ番組も爽やか。

子供たちも東京には興味津々だったものの、いざ一人を決める番になると怖気ずいたのか、最後は暢子が手を挙げ。あれ?でも当初のあらすじでは、高校卒業後に上京、って書いてあったのになあ。

暢子の東京行きの準備ができた金曜日。最後の晩餐は、暢子の手作りの沖縄そば。豆腐屋の智(宮下柚百さん)は暢子が好きなのかな、と思わせるセリフ。家族が見送る中、出発したバスでしたが、兄妹たちが追っかけてきて、まさかの東京行き中止。そして7年後、大人ヒロインの黒島さん登場。

初週は沖縄らしさと、先々への布石。父が亡くなった第2週は、借金と貧困の中でも失われない家族愛、みたいなことなのかなあ。正直、後半は倍速で見ていました(笑)。面白くなると信じて、長い目で見守っていきます。


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