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ドラマ日記 『Destiny』(第8話)&『燕は戻ってこない』(第5話)

横浜地方検察庁中央支部の検事・西村奏(石原さとみさん)が封印したはずだった、青春時代の「光と影」。抗えない運命の中でも、自分の意志を貫いて突き進む奏の姿を描く、20年の時をかけたサスペンスラブストーリー『Destiny』の第8話。

奏は、真樹(亀梨和也さん)が犯行を自供した放火事件に新たな目撃情報が入り、ドライブレコーダーを調べていた。そこには、大学時代の友人で弁護士の祐希(矢本悠馬さん)の姿が…。ショックを隠しきれないまま、検事として事件のことを問う奏に、祐希は重い口を開き、真実を語り始める。

祐希が火災現場にいたのは、転職先を紹介してくれるという野木浩一郎(仲村トオルさん)に、どうなっているかを聞きに行っていたからで、現場で祐希と鉢合わせた真樹が勘違いし、放火の罪を被っていたのでした。真樹は治療の件もあり、釈放されます。

捜査は振出しに戻ったものの、火災現場の置き配証明写真の解析から、放火した男が元総理・東忠男(伊武雅刀さん)の秘書・秋葉洋二(川島潤哉さん)だと気が付いた奏。

元総理の息子・東正太郎議員(馬場徹さん)こそ、奏の父で検事の辻英介(佐々木蔵之介さん)が20年前に収賄で起訴しながら、野木により無罪にされ、英介が自殺に追い込まれた因縁の人物。その男が、今まさに総理の座に就こうとしていて…。

全10話と思っていたら、次の第9話が最終回とか。話もなんだか最後に大きくなってきました。納得のできる大団円となって欲しいものです。

お金も夢もない、29歳の大石理紀=リキ(石橋静河さん)。自らの遺伝子を継ぐ子を望む草桶基(稲垣吾郎さん)。その妻で不妊治療を諦めた悠子(内田有紀さん)。それぞれの欲望が「代理出産」を通じて交差する、ノンストップ・エンターテイメント『燕は戻ってこない』の第5話。

法律上、基と夫婦になったリキは6年ぶりに故郷の北海道に帰省する。代理出産の着手金を手に入れ、見違えるように着飾ったリキに驚く家族や地元の面々。リキはかつての職場の同僚たちとの飲み会で、当時不倫していた日高(戸次重幸さん)と再会する。

田舎で一生過ごす人間、田舎から都会(東京)へ一度出て、再び田舎に帰る人間、そして二度と田舎に戻らない人間。田舎出身者には3つのルートがあり、それぞれに羨望や嫉妬、優越感など複雑な感情があります。一言で言えば「めんどくせ(吉田副駅長『あまちゃん』)」。

お金が入って浮かれているのか、どうせ北海道で暮らすことはもうないと思っているのか、結婚したことや相手が有名人であることを元同僚らに、迂闊にも話してしまうリキ。

挙句は、性懲りもなくリキをラブホテルに誘う日髙を一旦は一蹴するものの、基の長文メールにブチ切れて、日高とラブホへ。しかも、入る時の写真を元同僚に撮られ。

当初は卵子提供を誘ってきたテル(伊藤万理華さん)との比較で、リキが慎重で思慮深い女性に見えましたが、ここにきて暴走列車化してきました。かつて、リキが心の中で呟いた「テルはバカだ」がブーメランで返ってきました。あれも伏線だったんでしょうね。

結局、基の精子で人工授精している期間、日高とダイキ(森崎ウィンさん)という別の男性二人とも体を重ねたリキ。上手く妊娠したとしても、これは厄介なことになりそうです。


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