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女優ノート『原田知世さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、2021年秋ドラマ『スナック キズツキ』に主演する原田知世さん。

時代の寵児として、日本映画の一時代を築いた角川春樹さん。彼が主演女優に育てた薬師丸ひろ子さん、渡辺典子さん、原田さんの3人は「角川三人娘」と呼ばれ、アイドル的な人気を博しました。

その頃の代表作といえば、やはり大林宣彦監督版の『時をかける少女』(1983年)でしょう。筒井康隆さんの名作を実写映画化。広島県尾道市でロケが行われたため、大林監督の「尾道三部作」としても有名。 原田さん自身が歌った主題歌「時をかける少女」もヒット。

ある日の放課後、実験室でラベンダーの香りを嗅いで以来、時間を跳躍する能力を持ってしまった芳山和子(原田さん)。時をかける少女となった和子は、会うはずのない彼(高柳良一さん)に出逢ってしまった…。

1986年に角川春樹事務所から独立後、ホイチョイ・プロダクション原作による「ホイチョイ三部作」の第1作『私をスキーに連れてって』(1987年)に出演し、これが大ヒット。松任谷由実さんの数々の名曲もハマリ、日本に空前のスキーブームを巻き起こしました。傑作。

白銀の世界での恋を描くハートフルラブストーリー。スキー場で出会った商社マン・文男(三上博史さん)とOLの優子(原田さん)。2人はクリスマスのゲレンデで楽しい時間を過ごすが、シャイな文夫の性格を誤解した優子は、彼に嘘の電話番号を教えてしまい…。

キャリアの割に出演作は少な目。ドラマですと、朝ドラ『おひさま』(2011年)『半分、青い。』(2018年)、『紙の月』(2014年)、『 あなたの番です』(2019年)あたりが記憶に残りますが、最後は主演した『運命に、似た恋』(2016年)を挙げておきます。

北川悦吏子が脚本を手掛けた純愛ラブストーリー。カスミ(原田さん)は離婚歴があり、高校生の息子とふたり暮らし。富裕層向けの配達クリーニング店で働く彼女は、ある日配達先でユーリ(斎藤工さん)というデザイナーの男と出会う。



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