新ドラマ『テッパチ!』&『六本木クラス』&『純愛ディソナンス』ほか
薬師丸ひろ子さんのデビュー作である映画『野性の証明』(1978年)。主演の高倉健さんは、元自衛隊のレンジャー部隊出身という設定。劇中に使われた戦車やヘリは米国陸軍のもので、これは当時の自衛隊に撮影協力を断られたから。今よりずっと自衛隊への風当たりが強かった時代でした。
時代は変わり、航空自衛隊の全面協力で撮影された傑作ドラマ『空飛ぶ広報室』(2013年)。度重なる大災害での自衛隊の活躍ぶりに、現在の国民の好感度は90%越え。作品内では、終盤に東日本大震災とその後が描かれました。
そんな自衛隊を舞台にした新ドラマ『テッパチ!』が7月からスタート。主演は町田啓太さんで、脚本は本田隆朗さん、関えり香さん、諸橋隼人さんの複数体制。撮影は防衛省の全面協力で行われるそうですので、軍オタも注目。
人生に行き詰まっていた国生宙(町田さん)が、陸上自衛隊という天職に出会ったことがきっかけで、大切な仲間と出会い、時には恋をし、様々な経験を経て少しずつ成長していく青春ドラマ。
相変わらず人気の韓国ドラマ。現在はNetflixの影響もあっての第4次ブームらしいのですが、自分は第1次ブーム(2003年~2007年)の『冬のソナタ』あたりから止まっています(笑)。
韓国ドラマの日本でのリメイクというのも年に1~2本程度は見受けられますが、フジと日本テレビが多い印象。『知ってるワイフ』は広瀬アリスさんの活躍もあり、なかなか面白かったですが、『未満警察』は2話で脱落しました。
そんな韓国ドラマの大ヒット作『梨泰院クラス』が、『六本木クラス』のタイトルでリメイクされ、7月期のテレ朝木曜夜9時枠に登場。主演は竹内涼真さんで、日韓共同チームで制作されるとのこと。
宮部新(竹内さん)は、巨大外食産業の跡取り息子が引き起こしたある事件により、絶望の淵に立たされる。この跡取り息子に罪を償わせること、息子の事件を揉み消した父親に「土下座して罪を償わせる」ことを人生の目標にした男の復讐劇。
現在放送中のドラマ『村井の恋』では、生徒の村井(宮世琉弥さん)が、教師の田中(髙橋ひかるさん)に好意を抱き、「田中先生と結婚したい」と直球勝負するのですが、現在の基準からは当然許されざる恋ということで、田中は葛藤。
同作はコメディなのでまだあれですが、『中学聖日記』はおふざけ要素のない禁断の恋だっただけに、反発する声もずいぶんありました。『高校教師』や『魔女の条件』など、当時も一定層から批判はありましたが、大半の人は楽しんでた気がするんですけどね。フィクションなのに息苦しい時代です。
そんな生徒と教師の恋愛を描いた『純愛ディソナンス』が7月からフジテレビで放送。主演は中島裕翔さんで、共演に吉川愛さん。オリジナルストーリーの脚本は、玉田真也さん・大林利江子さん・倉光泰子さんが担当。
新任の音楽教師・新田正樹(中島さん)と、生徒・和泉冴(吉川さん)は出会い、徐々に絆を深めていきます。一線を超えることなく2人は別れ、5年後に再会。しかし、正樹には妻がいて。再び動き出した2人の微妙で繊細な関係が、次第に周囲の人間関係にひずみを生み、破滅へと向かい始める。
ここからは、解禁前の「デイリー新潮」情報。7月期のフジ月9枠は、杏さんと坂口健太郎さんのW主演『競争の番人』だそうです。原作は『元彼の遺言状』の作者・新川帆立さんの同名小説。公正取引委員会が舞台のようです。
公正取引委員会の審査官、白熊楓(杏さん)は、聴取対象者が自殺した責任を問われ、部署異動に。東大首席・ハーバード大留学帰りのエリート審査官・小勝負勉(坂口さん)と同じチームで働くことになった。二人は反発しあいながらも、ウェディング業界の価格カルテル調査に乗り出す。
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