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「会うって特別」…今週の『カムカムエヴリバディ』

3人のヒロイン(上白石萌音さん・深津絵里さん・川栄李奈さん)が織りなす、ラジオ英語講座と共に歩んだ家族100年の物語、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の第12週「1963-1964」。

浜村淳さんが“駄作”と評した映画を、るい(深津さん)と錠一郎(オダギリジョーさん)が見に行った月曜日。映画館では長時間かけて綺麗にホットドックを食べていた錠一郎でしたが、コンテスト当日、舞台衣装のシャツにケチャップをこぼす失態。慌ててるいに洗濯を頼む「そういう男」。

芸能事務所の社長令嬢役で、佐々木希さんが初登場した火曜日。コンテストは、最終的に錠一郎とトミー(早乙女太一さん)のセッション対決に。竹村夫妻(村田雄浩さん&濱田マリさん)が観ている時代劇映画の立ち回りシーンを、そこに絡ませてくる、これぞジャズセッションな演出が心憎い。

錠一郎が優勝し、るいにプロポーズした水曜日。店にやってきた錠一郎は竹村夫妻に突然の結婚挨拶→るい怒る→夫妻の回答までの流れが完璧でした。そして、定一(世良公則さん)の店という二人の接点と、錠一郎のホットドック好きの原点が判明しました。

大月錠一郎の名前の由来も明らかになった木曜日。すでに定一は亡くなっており、息子・健一(前野朋哉さん)の帰還は幻だったのかな?一足先に東京へ旅立った錠一郎。「3か月なんてあっという間や。すぐ迎えに来るよ」のクリスマスの約束は…裏切られるフラグ。

原因不明の不調で、錠一郎がトランペットを吹けなくなった金曜日。あちこち病院を回るもダメで、ついにデビューすることなくクビに。大阪に帰って偶然再会したるいに「奈々のことが好きになった。そやから、お前とは終わりや」と告げた錠一郎。

思い詰め過ぎて、心のシャッターを閉めてしまい、嘘の理由で別れを告げたのでしょうが…。るいは、愛する者に拒絶されるという、かつて自分が母・安子(上白石萌音さん)に言った「I hate you」が、ブーメランで返ってきた感。とりあえず、次週予告で立ち直りました。



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