ドラマ日記『男女7人秋物語』&『彼女はキレイだった』&『ハコヅメ』

冴えない太っちょ少年からイケメンエリートになった宗介(中島健人さん)と、優等生の美少女から残念女子になった愛(小芝風花さん)。二人の“すれ違う初恋”の行方を描く胸キュンラブストーリー。『彼女はキレイだった(かのきれ)』第8話。四角関係がついに終結。

お互いの気持ちが通じ合った2人は晴れて再会を果たすが、喜んだのもつかの間、愛は梨沙(佐久間由衣さん)のことが気になっていた。帰宅後、ごみ箱に捨てられていた手紙から、梨沙が宗介に本気で恋をしていたことを知った愛は、宗介の恋人になることを躊躇する。

梨沙から避けられていた愛でしたが、最後は本音を言い合い、友情修復。廃刊話を巡って、編集部員たちのボイコットにあっていた宗介も、愛の助言もあって頭を下げ、信頼回復。最後は愛の方から、宗介に告白する展開に。四角関係はようやく終了したようです。

恋愛モードは一息ついたので、あとは廃刊の阻止に向けた仕事モード。次週予告にある「独占インタビューお蔵入り」は、常務の横槍かな?最後は、謎のホテル暮らしをしている拓也(赤楚衛二さん)に期待するしかない!?原作の韓国ドラマ的展開となるか。

次は、ひよっこ警察官の川合(永野芽郁さん)と元エース刑事の藤(戸田恵梨香さん)が、交番でペアを組み、事件に、雑務に、恋(!?)に奮闘する交番エンターテイメント『ハコヅメ たたかう!交番女子』第7話。

伊賀崎(ムロツヨシさん)が藤の同期・桜(徳永えりさん)とペアを組んでいたことを知った川合。川合は、桜が休職するに至ったある事件に辿り着く。そこには、藤が交番にやってきた“本当の理由”が隠されていた…。

山田(山田裕貴さん)の警察手帳紛失騒動は解決するも、伊賀崎の妻出産立ち合い叶わず。その流れから、桜のひき逃げ事件の真相と、その犯人と思われる「守護天使」を藤が追い続けていることが判明。

山田の「藤が川合を守護天使への囮にしているのかも」という言葉を立ち聞きした川合が、今後どうリアクションするのか。放送中断の関係か、全9話となることが発表されたので、残り2話。シリアスさが深まりそうです。

最後は、TVerで配信スタートした『男女7人秋物語』(1987年)。大ヒットした『男女7人夏物語』(1986年)の続編ですが、視聴率的には『秋物語』の方が高かったようです(平均視聴率30%)。

夢を追う桃子の渡米を容認した良介でしたが、桃子は新恋人・健(柳葉敏郎さん)と密かに帰国していて、良助の周辺に新たな恋の予感…という展開。『踊る大捜査線』シリーズのはるか前、ギバちゃんはトレンディードラマに出始めで、とにかく若い!

前シリーズからの残留は、明石家さんま・大竹しのぶ・片岡鶴太郎のみで、キャラクターポジション的に、池上季実子が岩崎宏美、賀来千香子が手塚理美、 小川みどりが岡安由美子、奥田瑛二が山下真司になった印象(敬称略)。

岩崎・岡安・山下は今見てもミスキャストだと思いますが、ワンレンボディコンの手塚さんが最高です。『ふぞろいの林檎たち』(1983年)では身持ちの固い看護師役でしたから、そのギャップも楽しめます。主題歌の森川由加里『SHOW ME』にテンションが上がります。ザ・バブル時代。


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