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俳優ノート『新田真剣佑さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『イチケイのカラス』に出演する新田真剣佑さん。

ハリウッドでも成功を収めた千葉真一さんの長男として、米国に生まれた新田さん。2014年から日本でも芸能活動をスタート。最初に大きな役に起用されたが、映画『ちはやふる』シリーズ(2016-2018年)の綿谷新役。原作のイメージ通りの、かるたが得意な文科系高校生を見事に演じてみせました。

綾瀬千早(広瀬すずさん)、真島太一(野村周平さん)、綿谷新の3人は幼なじみ。新に教わった“競技かるた”でいつも一緒に遊んでいた。そんな矢先、家の事情で新が故郷の福井へ戻り、離れ離れになってしまう。高校生になった千早は、新に会いたい一心で“競技かるた部”創部を決意する。

一方で、アクションも得意とする新田さんは、不良役もハマリ役。『仰げば尊し』(2016年)に続いて、『僕たちがやりました』(2017年)でも不良のボス役を、凄みたっぷりに演じました。

“そこそこ”で生きていたトビオ(窪田正孝さん)ら4人の若者たち。ある日、ヤンキー高校の不良たちに、仲間をボコボコにされた彼らは、イタズラ心で復讐を企てると、ワケが分からないまま、“爆破事件の容疑者”になってしまう。ハラハラドキドキの展開で描く青春逃亡サスペンス!

最後は、新入社員5人の10年に渡る群像劇『同期のサクラ』(2019年)。新田さんは、父と兄にコンプレックスを抱きつつ、同期らの前では虚勢を張っているという複雑な役を演じました。

北の小さな離島から上京し、大手ゼネコンに入社した北野サクラ(高畑充希さん)。夢に向かって、脇目も振らず突き進むサクラに、最初は、冷めていた同期達も、次第に巻き込まれていく。これは、どんな逆境にも自分を貫いたサクラと、その同期たちの10年間の記録―。

国内での活動を休止し、海外での仕事を中心にする予定の新田さん。父の千葉さん以上の活躍を期待しています。


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