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朝ドラ『ちむどんどん』を予習してみた件

放送中の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』も、ついに3人目のヒロイン・川栄李奈さんにバトンタッチ。放送は4月8日までと決まっていますので、残り二カ月を切りました。

というわけで、一足早く次の朝ドラ『ちむどんどん』の予習をしておきましょう。舞台は沖縄と東京(AK制作)で、主演は黒島結菜さん。沖縄本土復帰50年となる2022年を記念した作品で、ヒロインは復帰前に生まれた設定。本土復帰の1972年に高校卒業ということなので、1954年生まれぐらいかな。

脚本は、評価の高かった朝ドラ『マッサン』の羽原大介さん。伝説の劇作家・演出家のつかこうへいさんに師事した方で、映画ですと『パッチギ!』や『フラガール』、ドラマですと『モリのアサガオ』や『昭和元禄落語心中』といった名作を生んでいます。以下、あらすじ。

沖縄北部の農家に生まれた、4人兄妹の次女・暢子(黒島さん)。父が急逝したため、母を支えるべく、暢子は料理を担当。高校卒業後に上京。レストランで働き始めた暢子は、様々な人々との触れ合いの中で「東京で沖縄料理の店を開きたい」と感じ始める…個性豊かな沖縄四兄妹の50年の物語。

黒島さんと同じ沖縄出身なのが、母役の仲間由紀恵さん。父役が大森南朋さんで、兄・賢秀役が竜星涼さん。姉で教師の良子役が川口春奈さんで、妹・歌子役が上白石萌歌さんと、オール人気俳優で固めてきました。黒島さんと竜星さんは『ごめんね青春!』でも共演。なお、黒島さんの子供時代は、人気子役の稲垣来泉さんが務めます。

次に沖縄の人々。沖縄で知り合い、東京で暢子が再会する新聞記者・青柳役が宮沢氷魚さん。暢子を好きな幼馴染役が前田公輝さん。良子に気がある同僚・石川役が山田裕貴さんで、同じく良子を好きな、金持ちの息子・喜納が渡辺大知さん。他にも、片桐はいりさん・石丸謙二郎さん・戸次重幸さん。

東京の人々は二つに分けて。まずはレストラン関係。暢子の家族と因縁があるオーナー役に原田美枝子さん。厨房のリーダー役が高嶋政伸さん、意地悪ながら、いずれ関係が変わりそうな先輩・矢作役に井之脇海さん。レストランの常連で、青柳の上司役が山中崇さん。

続いて、沖縄出身者が多い横浜・鶴見の人々ほか。暢子に働き先を紹介する沖縄県人会会長役で片岡鶴太郎さん。その妻が長野里美さん。放浪中の賢秀が知り合う、養豚場の娘・清恵役が佐津川愛美さん。青柳の恋人で、暢子の友人になるも、青柳と暢子の関係が気になる記者役が飯豊まりえさん。

事前にかなり恋愛設定が明らかになっている印象。暢子絡みはたぶん青柳と矢作で、『ひよっこ』的展開だと矢作かな。良子は喜納を振って、最後は石川。賢秀は清恵と恋仲になって婿養子となり、そこの豚が暢子の沖縄料理の店に卸されると予想。

同じく沖縄(小浜島)が舞台となった『ちゅらさん』では、米軍基地などは描かれませんでしたが(「命どぅ宝」というキーワードに、反戦メッセージは感じました)、今回は本島北部が舞台、かつ新聞記者が登場することから、本土での過酷な労働や差別など含め、社会性高めかも知れませんね。

あっ、タイトルの『ちむどんどん』は沖縄の方言で「チム(肝=心胸・心)が高鳴る様子」のことだそうで、川口さんがインスタで「ちむどんどんな日々  青パパイヤの木にちむどんどんした!」と使っています。

余談:Tverで『ずっとあなたが好きだった』(1992年)が配信スタート。「冬彦さん」ブームを生んだ作品ですが、初回はまだ序章。野際陽子さんが元気で、 坂井真紀さんもまだ若い。主題歌のサザンオールスターズ「涙のキッス」が沁みます。

脚本は、後に『踊る大捜査線』も大ヒットさせた君塚良一さん。最近だと『教場』とか。メイン演出は、『男女7人夏物語』『ビューティフルライフ』の生野慈朗さん。プロデューサーは、『愛していると言ってくれ』の貴島誠一郎さん。『おっさんずラブ』のPである貴島彩理さんの父。


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