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女優スズ子誕生と結婚引退!?…今週の『ブギウギ』

銭湯「はな湯」の看板娘から“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スターになっていく花田鈴子→福来スズ子(澤井梨丘さん→趣里さん)が、暗い戦争の時代や、燃えるような恋と別れなどを乗り越え、人々に勇気と希望を与えていく朝ドラ『ブギウギ』第16週「ワテはワテだす」。

愛助(水上恒司さん)が大学を卒業し、村山興業で働き始めた月曜日。付き人を辞めた小夜(富田望生さん)の消息はつかめぬまま。そんな時、山下(近藤芳正さん)から、喜劇王のタナケン=棚橋健二(生瀬勝久さん)が、スズ子に会いたいと言っているという話を持ってきて。

スズ子は乗り気ではなかったものの、一度だけ会うことになり。舞台の稽古場を訪れるも、約束の時間から2時間遅れてきたタナケンはダンマリ。終いには、「好き好んで呼んだわけじゃない」と言い放ち。そこに現れたのが、舞台の音楽担当をしていた羽鳥善一(草彅剛さん)。羽鳥がスズ子を推薦したことが分かり、舞台への出演を断れなくなりました。

スズ子が上京してきたUSKの後輩・秋山美月(伊原六花さん)と再会した火曜日。二人は無事を喜びあうと共に、大阪の人たちの近況話で盛り上がり。稽古初日、タナケンはスズ子に一切アドバイスせず。共演者からも「期待されてないってこと」と嫌味を言われ。

納得いかないまま稽古が終わり、その帰り道。偶然、小夜が米兵のサム(ジャック・ケネディさん)と手を組んで歩いているのを発見。小夜を心配し、サムに食ってかかるスズ子でしたが、小夜はサムが恋人だと明かし、去っていきました。

小夜がスズ子宅を訪れ、「サムに捨てられた」と号泣した水曜日。スズ子は激怒し、サムを見つけて掴みかかりますが、サムは誤解だと釈明し、小夜にプロポーズ。アメリカに一緒に来て欲しいと告げるのでした。

小夜は一転して結婚に気持ちが傾きますが、小夜を手放したくないスズ子はあれやこれやと反対しますが、小夜の決意は固いようで。かつて、スズ子が上京したいといった時、亡母・ツヤ(水川あさみさん)が反対した姿と重なりました。

小夜がサムと共にスズ子宅を訪れた木曜日。もはやこれまでと、スズ子はサムに頭を下げて、送り出しました。

週タイトルの「ワテはワテだす」を胸に、大阪弁で稽古に臨んだスズ子。共演者からは批判されますが、タナケンは「面白けりゃいいんです」と擁護。さらに「僕を誰だと思ってるんだい。喜劇王・タナケンだよ。好きにやりゃあいい。何をやっても僕が全部受けてあげるよ」と器の大きさを見せました。

タナケンの喜劇「舞台よ!踊れ!」が本番を迎えた金曜日。スズ子とタナケンのずれた間の掛け合いが逆に大うけ。最後は羽鳥の新曲「コペカチータ」をスズ子が歌い上げ、舞台は大成功。タナケンは「君が舞台に立った瞬間、お客さんは君から目が離せなくなる。君は君のままでいなさい」とスズ子を認めました。

小夜とサムが米国に去る日。スズ子の「小夜ちゃんは、ほんまの家族やから」の言葉。血はつながらなくても家族、は養女だったスズ子だからこそ。

その後、村山興業の社長秘書室長・矢崎(三浦誠己さん)に呼び出されたスズ子と愛助。愛助の母で社長のトミ(小雪さん)からの伝言として、そろそろ結婚してはどうかと。ただし、スズ子が歌手を引退することが条件でした。


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