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三姉妹に新たな兆し…今週の『ちむどんどん』

復帰前の沖縄で、4人兄妹の次女として生まれ育ち、復帰とともに、東京で働き始めるヒロイン・比嘉暢子(稲垣来泉さん→黒島結菜さん)が、やがて沖縄料理の店を開くことになる朝ドラ『ちむどんどん』の第3週「悩めるサーターアンダーギー」。

サブタイトルに(沖縄の)食べ物が毎回使われると気が付いた月曜日。24週分なにが出てきますか。時代は7年後の1971年、多額の借金を抱えていたはずの比嘉家は、子供全員を進学させた上、それなりの暮らしをしている模様。何があったのか、今後描かれるのかな。

暢子の食いしん坊で運動神経抜群なキャラは、見事に黒島さんに受け継がれていますが、特筆すべきは長男賢秀(竜星涼さん)のダメダメぶり。喧嘩っ早くて、警察のご厄介になり、山師的な言動の無職(笑)。『カムカム』算太の上をゆくのではないかと。

賢秀のせいで、暢子の就職内定が取り消されそうになった火曜日。一方で、姉・良子(川口春奈さん)の石川(山田裕貴さん)への淡い想いや、妹・歌子(上白石萌歌さん)と音楽教師・響子(片桐はいりさん)との出会いも描かれました。『とと姉ちゃん』同様に、片桐さんのキャラが強烈。

『あさイチ』朝ドラ受けで「スナフキン」の存在が話題となった水曜日。福岡出身の松原正隆さんという俳優。賢秀はやっと工事現場で働き始めましたが、いつまで続くか。暢子が好きらしい智(前田公輝さん)に片想いらしい歌子が切ない。

良子がフォークダンスの会に出かけた木曜日。歌子は響子に目をつけられ、暢子はハンバーガーショップで、眞境名商事の社長の息子(時任勇気さん)と激突。このいけ好かない男を演じているのは、名優・時任三郎さんの息子さんです。

歌子が響子に歌声を聴かれ、完全にロックオンされた金曜日。暢子が眞境名商事の社長の息子を殴ろうとしたと連絡があり、母・優子(仲間由紀恵さん)と謝罪にいくも、暢子は就職を断り、振り出しに戻る。

打ち込めるものが見つけられないと悩みを優子に打ち明ける暢子。すぐにカッとなる欠点も吐露するも、優子からは「お母ちゃんもそうだった。若い時は」と。『ごくせん』のヤンクミね(笑)。暢子に関してはともかく、良子と歌子の周辺は、少し面白くなってきた感。


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