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ドラマ日記『罠の戦争』(第6話)&『大奥』(第7話)

愛する家族を傷つけられた議員秘書・鷲津亨(草彅剛さん)が、知略を尽くして鮮やかな“罠”を仕掛け、悪しき政治家を失脚させる痛快エンターテイメント『罠の戦争』の第6話。

激しい選挙戦を制し、晴れて代議士となった鷲津は、泰生(白鳥晴都さん)の事件の隠ぺいを指示した人物が、幹事長の鶴巻憲一(岸部一徳さん)だと知り、がく然とする。

鶴巻から真相を聞き出すべく、その弱みを見つけようとする鷲津でしたが、鶴巻の方が一枚上手。尾行は気がつかれた上に、選挙で鶴巻から渡された実弾(500万円)の件で逆に脅され。

そんな中、総理大臣の竜崎(高橋克典さん)に呼ばれた鷲津は、息子の事件当日の鶴巻の動向を知らされ。さらに、幹事長室前の監視カメラ映像を、総理権限で閲覧。そこに映っていたのは、厚生労働大臣・鴨井ゆう子(片平なぎささん)。

第6話の中盤、女性支援活動の場に、刃物を持って乱入した男を毅然とした態度で制した鴨井大臣。男社会の政治の世界で、タフに上を目指す姿に、鷲津の妻・可南子(井川遥さん)が感銘を受けていたシーンがあった上でのラストのどんでん返しが効果的でした。

三代将軍・家光の時代から、幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いた傑作コミックを再ドラマ化した『大奥』の第7話。

右衛門佐(山本耕史さん)は、綱吉(仲里依紗さん)が松姫を失った悲しみを隠し、これまでにないほどの奔放なふるまいをしていたことを知る。それでもなお、桂昌院(竜雷太さん)から世継ぎを生むことを求められ、父の願いを懸命に応えようとする綱吉。

閉経し白髪も目立ってきた綱吉に、なお子作りを強要する父・桂昌院(竜雷太さん)の毒親ぶり。そんな中、床を共にした男に命を狙われた上、罵倒された綱吉。

子供も作れず、善政もできない自分に絶望し、死をほのめかす綱吉に、恋心を初めて明かした右衛門佐。ついに二人は結ばれ、綱吉も桂昌院の呪縛から解き放たれ、養子を迎えることを決めるのですが、突然に右衛門佐が死去。

「右衛門佐だけが欲得のない慈しみを教えてくれた」と悲しむ綱吉の顔に、濡れ布を被せ、窒息死させた吉保(倉科カナさん)。欲得なく、綱吉に恋をしていた吉保による衝撃のラストでした。

余談:『ドキュメント72時間』名古屋のある屋台編、『土曜スタジオパーク』大森南朋編、『櫻井・有吉THE夜会』生田斗真編、『人志松本の酒のツマミになる話』宇宙飛行士・野口聡一編…すべて面白かったです。

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