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俳優ノート『竹野内豊さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『イチケイのカラス』に主演する竹野内豊さん。

モデル出身の竹野内さん。ドラマ『星の金貨』(1995年)で注目を集め、『ビーチボーイズ』(1997年)で反町隆史さんと共に大ブレイク。以降、主演作が続きますが、この頃はあまり興味がなく。

脇に回って新境地を見せたのが、天海祐希さん主演の刑事ドラマ『BOSS』(2009年)。合コン好きの軽いノリのエリート警視正(実は有能)というコミカルな役を好演。続編も作られました。

米国帰りの元キャリア・大澤絵里子(天海さん)は、警視庁捜査一課に新設された「特別犯罪対策室」の室長を任されることに。しかし、集まった部下はひと癖もふた癖もある“キワモノ”ばかりで…素行や性格に問題のある刑事たちのボスに就任した女性と、その仲間の活躍を描いた本格刑事ドラマ。

続いては、竹野内さん主演のNHKドラマ『この声をきみに』(2017年)。朗読教室を舞台にしたヒューマンコメディで、麻生久美子さんや柴田恭兵さんなど、共演陣も実力派揃い。現在放送中の大河ドラマ『青天を衝け』や朝ドラ『あさが来た』の脚本家・大森美香さんによる隠れた名作。

家族に捨てられた偏屈な数学講師(竹野内さん)が、人生を変えるために訪ねた小さな朗読教室。謎多き女先生(麻生さん)や個性的なクラスメイトとともに、レッスンが始まる。今、静かなブームの朗読教室を舞台に、さえない男の奮闘をユーモアたっぷりに描く。

最後は、一種の契約結婚&疑似家族ドラマ『義母と娘のブルース』(2018年)。綾瀬はるかさん演じるキャリアウーマンと、ワケあり結婚する良一(竹野内さん)は、病気で亡くなるために途中退場となりますが、最後まで余韻を残します。6話と最終回は号泣必至の傑作。

父親の良一と二人で生きてきたみゆき。そんな彼女の前に、キャリアウーマンの亜希子が現れる。彼女は、みゆきの新しい義母になる女性であった…。一生懸命すぎる女性が、母親になるために、ただ一生懸命娘を愛する10年間を描くハートフルドラマ。


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