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朝ドラ『虎に翼』ノート

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朝ドラ『虎に翼』及び出演者についての日記をまとめました。
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#ハ・ヨンス

桂場の孤独と美佐江の死…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第25週「女の知恵は後へまわる?」。 「女の知恵は後へまわる」とは、「女は知恵の回りが遅く、事が終わってからいろいろと考えつく」の意(コトバンクから引用)。 崔香淑=汐見香子(ハ・ヨンスさん)が、原爆被害に遭った外国人支援を決意した月曜日。夫の汐見圭(平埜生成さん

学生運動と少年法…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第24週「女三人あれば身代が潰れる?」。 「女三人あれば身代が潰れる」とは、「女の子が3人あれば、その嫁入り支度で財産を使い果たす」の意(imidasから引用)。 原爆裁判が終了してから5年が経過した、1968年(昭和43年)以降が描かれた月曜日。優未(毎田暖乃さ

理想と現実…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」。 「七人の子は生すとも女に心許すな」とは「七人の子どもまででき、長年連れ添った妻にも油断してはならない。女には気を許すな」ということ(コトバンクから引用)。 放火事件が発生し、朝鮮人の金顕洙(許秀哲さん)が逮捕された月

有頂天からの家族離反と桂場の慧眼…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第15週「女房は山の神百石の位?」。 「女房は山の神百石の位」とは「女房はきわめて大切なものである」というたとえ(ことわざ辞典から引用)。 寅子が米国の裁判所視察から帰国した月曜日。人間とはえてして調子に乗る生き物で、戦前の不遇時代の反動ということもあるのでしょう

「放下着」母たちの独立宣言…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第13週「女房は掃きだめから拾え?」。 「女房は掃きだめから拾え」とは「妻を迎えるなら、自分より格下の家からもらうのがよいということ。身分の高い家から妻をもらうと、親戚付き合いに苦労したり、夫の権威が下がったりする恐れがある」との意から(ことわざ辞典から引用)。

旧友たちの選択と家裁「突貫」設立…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第11週「女子と小人は養い難し?」。 「女子と小人は養い難し」とは「女性と徳のない人間とは、近づけると図に乗るし、遠ざければ怨むので、扱いにくいものである」の意味(goo辞書から引用)。 花岡悟(岩田剛典さん)の餓死が、寅子だけでなく社会に衝撃を与えていた月曜日。

友らの無念と寅子の怒り…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第6週「女の一念、岩をも通す?」。 「女の一念、岩をも通す」とは「女の執念ぶかいことのたとえ」の意味(コトバンクから引用)。 寅子たち女子部出身者全員が、高等試験に不合格になった月曜日。寅子は雲野(塚地武雅さん)の法律事務所で働きながら、あらためてチャレンジするこ

やっぱり多め…春ドラマの「掛け持ち」俳優

かつては同じクールの連ドラには「掛け持ち」しないことが暗黙のルールだったようですが、近年はドラマ枠が増えたこともあり、「掛け持ち」俳優・女優も増えました。同クールだと、違うキャラで混乱するという意見もありますが、例えば前クールの本郷奏多さん。 『消せない「私」-復讐の連鎖-』と『アイのない恋人たち』でメインキャストだったほか、大河ドラマ『光る君へ』にも同じタイミングで出演。『アイのない』の童貞役と『光る君へ』の好色な花山天皇の演じ分けが見事で、「掛け持ち」俳優にはそうした楽

「怒り」と「弱音」…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第3週「女は三界に家なし?」。 「女は三界に家なし」とは「女は幼少のときは親に、嫁に行ってからは夫に、老いては子供に従うものだから、広い世界のどこにも身を落ち着ける場所がない」の意味(「コトバンク」から引用)。 寅子が2年生となり(1933年)、「明律大学女子部」

地獄の道を行く「同志」たち…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第2週「女三人寄ればかしましい?」。 寅子が明律大学女子部法科に入学した月曜日。先輩の久保田聡子(小林涼子さん)や中山千春(安藤輪子さん)、同期の華族令嬢・桜川涼子(桜井ユキさん)に既婚者の大庭梅子(平岩紙さん)、留学生の崔香淑(ハ・ヨンスさん)らと出会います。