マガジンのカバー画像

ドラマ日記

1,577
日々、視聴している連続ドラマの感想を集めています。
運営しているクリエイター

#仲野太賀

天国から地獄~恋愛フラグからの父逮捕…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第4週「屈み女に反り男?」。 「屈み女に反り男」とは「女は少しうつむき加減にしている姿が良く、男は少し胸を張った反り加減の姿が良いということ」の意味(ことわざ辞典から引用)。 寅子たちが明律大学法学部に進学した月曜日。どんな試練が待ち受けているかと思いきや、バンカ

やっぱり多め…春ドラマの「掛け持ち」俳優

かつては同じクールの連ドラには「掛け持ち」しないことが暗黙のルールだったようですが、近年はドラマ枠が増えたこともあり、「掛け持ち」俳優・女優も増えました。同クールだと、違うキャラで混乱するという意見もありますが、例えば前クールの本郷奏多さん。 『消せない「私」-復讐の連鎖-』と『アイのない恋人たち』でメインキャストだったほか、大河ドラマ『光る君へ』にも同じタイミングで出演。『アイのない』の童貞役と『光る君へ』の好色な花山天皇の演じ分けが見事で、「掛け持ち」俳優にはそうした楽

「怒り」と「弱音」…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第3週「女は三界に家なし?」。 「女は三界に家なし」とは「女は幼少のときは親に、嫁に行ってからは夫に、老いては子供に従うものだから、広い世界のどこにも身を落ち着ける場所がない」の意味(「コトバンク」から引用)。 寅子が2年生となり(1933年)、「明律大学女子部」

ドラマ日記 『季節のない街』&『おいハンサム!!2』(初回)

大災害から12年。生きる希望を失った主人公の半助こと田中新助(池松壮亮さん)がやってきた、今なお残る仮設住宅の“街”を舞台に、個性豊かな住民たちが繰り広げる、最低で最高な青春群像エンターテインメント『季節のない街』の初回。 今なお残る仮設住宅に猫のトラと共にやってきた“半ズボンの半助”こと田中新助は、三木本(鶴見辰吾さん)という怪しげな男の指示で、そこに住む人々の暮らしぶりを報告する仕事を請け負う。街で半助が初めに出会ったのは電車の運転手を自称する六ちゃん(濱田岳さん)とい

お見合い途中下車→「地獄への切符」入手…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第1週「女賢しくて牛売り損なう?」。 女学校卒業間近の寅子が、母・はる(石田ゆり子さん)から見合いプレッシャーを受け続けていた月曜日。現代的な価値観を持った女性を演じることが多い石田さんが、良妻賢母的なキャラなのが珍しい。 やる気0のお見合い時の何とも言えない表情

ドラマ日記『虎に翼』& 『VRおじさんの初恋』(初回)

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の初回。 昭和6年・東京。女学校に通う猪爪寅子は父・直言(岡部たかしさん)、母・はる(石田ゆり子さん)から次々とお見合いを勧められる。女学校を出たら結婚し、子供を産み、家庭を守るのが当然とされていたからだ。だが、納得できない寅子。 前作『ブギウギ』の主人公のモデルだ

新ドラマ『柚木さんちの四兄弟。』&『季節のない街』&『奪われた僕たち』

藤原大祐さんが主演する『柚木さんちの四兄弟。』が、NHK夜ドラ枠で5月27日からスタート。共演は大野遥斗さん、山口暖人さん、永瀬矢紘さん。藤沢志月さんの漫画原作で、脚本は『ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜』の 荒井修子さん。 2年前に事故で両親が亡くなり、男ばかり四兄弟で暮らしている柚木家。高校教師の長男・隼(藤原さん)、クールな秀才の次男・尊(大野さん・中1)、明るく元気いっぱいの三男・湊(山口さん・中1)、しっかりものの四男・岳(永瀬さん・小1)。年の離れた四兄弟のほっこ

新ドラマ『豊臣兄弟!』『Believe ー君にかける橋ー』『ゴーストヤンキー』

2026年の大河ドラマが『豊臣兄弟!』に決定。主演は仲野太賀さん。「太賀の大河」ですね(笑)。脚本は朝ドラ『おちょやん』や『半沢直樹』『 下町ロケット』『陸王』『家政夫のミタゾノ』の八津弘幸さん。 「秀長が長生きしていれば、豊臣家の天下は安泰だった」とまでいわしめた、天下一の補佐役・豊臣秀長(仲野さん)の目線で戦国時代をダイナミックに描く、波乱万丈のエンターテインメント。 木村拓哉さんが主演する『Believe ー君にかける橋ー』が4月からスタート。脚本はこれまで木村さん

新ドラマ『約束 ~16年目の真実~』&『6秒間の軌跡』&『25時、赤坂で』

中村アンさんが主演し、横山裕さんと共演する『約束 ~16年目の真実~』が4月11日からスタート。脚本は『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』の小峯裕之さん、『勝利の法廷式』の本田隆一さん、『ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜』の富安美尋さん。 かつて連続殺人事件により、全てを奪われた女性刑事・桐生葵(中村さん)が、故郷に戻り、“過去の真相”に迫る時、再び“事件の歯車”が動き出す心理サスペンス。 昨年放送された高橋一生さん主演『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』の続

ドラマ日記『いちばんすきな花』(最終回)

年齢も性別も過ごしてきた環境も違う4人の男女が紡ぎ出す、見る者の心を静かに揺さぶる新たな時代の“友情”の物語。同時にそれは、“恋愛”も“友情”も全部含めた“愛”の物語『いちばんすきな花』の最終回。 潮ゆくえ(多部未華子さん)が「ちょっと住みたいです」と提案したことで、春木椿(松下洸平さん)の家にしばらく住むことを決めた4人。ゆくえと深雪夜々(今田美桜さん)は同じ部屋で、椿はリビングのソファで寝ることに。 いくつかの伏線回収とサプライズ演出があった最終回。カレーを作り過ぎた

ドラマ日記『いちばんすきな花』(第10話)

年齢も性別も過ごしてきた環境も違う4人の男女が紡ぎ出す、見る者の心を静かに揺さぶる新たな時代の“友情”の物語。同時にそれは、“恋愛”も“友情”も全部含めた“愛”の物語『いちばんすきな花』の第10話。 美鳥(田中麗奈さん)は、ゆくえ(多部未華子さん)、椿(松下洸平さん)、夜々(今田美桜さん)、紅葉(神尾楓珠さん)と一緒に、椿の家で食事をした翌日、北海道へ戻ることに。春木家にいつものように4人が集まった。ゆくえは美鳥からの伝言を預かったと切り出し、報告し始める。 本作のプロデ

ドラマ日記『いちばんすきな花』(第6話)

年齢も性別も過ごしてきた環境も違う4人の男女が紡ぎ出す、見る者の心を静かに揺さぶる新たな時代の“友情”の物語。同時にそれは、“恋愛”も“友情”も全部含めた“愛”の物語『いちばんすきな花』の第6話。 春木椿(松下洸平さん)の家で、潮ゆくえ(多部未華子さん)と深雪夜々(今田美桜さん)、佐藤紅葉(神尾楓珠さん)がリビングを掃除していると、キッチンで洗い物を終えた椿が「ゴミ袋の袋、ゴミ袋にしたの誰?」と言い始める。 今回も各シーンの会話劇が味わい深く。ただ、一度見たぐらいでは、セ

ドラマ日記『いちばんすきな花』(第5話)

年齢も性別も過ごしてきた環境も違う4人の男女が紡ぎ出す、見る者の心を静かに揺さぶる新たな時代の“友情”の物語。同時にそれは“恋愛”も“友情”も全部含めた“愛”の物語『いちばんすきな花』の第5話。 朝、春木椿(松下洸平さん)の家で目を覚ました佐藤紅葉(神尾楓珠さん)。紅葉は前の晩、急に椿の家にやって来て、2人で酒を飲んだあと、そのまま寝てしまったのだ。 潮ゆくえ(多部未華子さん)、椿、深雪夜々(今田美桜さん)に続いて、紅葉がフィーチャーされた回。結婚を機に、泣く泣く会うこと

ドラマ日記『いちばんすきな花』(初回)

年齢も性別も過ごしてきた環境も違う4人の男女が紡ぎ出す、見る者の心を静かに揺さぶる新たな時代の“友情”の物語。同時にそれは、“恋愛”も“友情”も全部含めた“愛”の物語『いちばんすきな花』の初回。 ある日、佐藤紅葉(神尾楓珠さん)はとある家を訪ねると、出てきたのは春木椿(松下洸平さん)。紅葉が訪ねた人はすでに引っ越しており、椿が住んでいたのだ。そこに、潮ゆくえ(多部未華子さん)と深雪夜々(今田美桜さん)も訪れ、年齢も性別も環境も異なる4人の男女が顔を合わせ…。 昨年、本作と