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ドラマ日記

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日々、視聴している連続ドラマの感想を集めています。
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2021年5月の記事一覧

ドラマ日記『青天を衝け』(第16話)&『ドラゴン桜』(第6話)

“日本資本主義の父”と呼ばれる、渋沢栄一(吉沢亮さん)の激動の人生を描く、大河ドラマ第60作『青天を衝け』の第16話。円四郎(堤真一さん)の早すぎる死と慶喜(草彅剛さん)の慟哭の名シーンがありました。 篤太夫(吉沢亮さん)らは、円四郎に命ぜられ、一橋家の兵と家臣を募るべく関東に出向く。一方、京都では土方歳三(町田啓太さん)ら新選組が池田屋を襲撃。攘夷派志士の怒りは、禁裏御守衛総督の慶喜と側近・円四郎に向かっていく。 「先んこつが見え過ぎる人間は往々にして非業の最期を遂げて

ドラマ日記『今ここにある危機とぼくの好感度について』&『コントが始まる』

名門国立大学の広報担当・真(松坂桃李さん)が、次々に巻き起こる不祥事に振り回されるブラックコメディ『今ここにある危機とぼくの好感度について』の最終回。今期ドラマの最高傑作だったといっていいでしょう。 謎の虫刺されが、命にも関わると知らされた真の元に、みのり(鈴木杏さん)が励ましの電話をかけてくる。勇気を得た真は、被害の原因が帝都大の施設から流出した蚊だということを三芳総長(松重豊さん)に報告し、理事たちによる隠ぺいの事実を暴こうとする。 好感度を唯一の処世としてきた真も、

ドラマ日記『半径5メートル』&『あのときキスしておけば』(第5話)

女性週刊誌の若手編集者・風未香(芳根京子さん)と、型破りなベテラン記者・宝子(永作博美さん)のバディが、身近な話題から世の中を見つめていく『半径5メートル』の第5話。前後編の前編。宝子の過去が明らかになりそうです。 風未香は児童養護施設に匿名で寄付をするボランティアたちを取材。調べるうちに、昔クリスマスケーキを施設に配り歩いてヒーロー視されていた巻上(緒形直人さん)の存在を知る。その頃、宝子はなぜか単独行動が目立ち、編集長の亜希(真飛聖さん)しか知らない謎の取材を進めていた

ドラマ日記『桜の塔』(第7話)&『レンアイ漫画家』(第8話)

権力を渇望する警視庁のキャリア警察官・上條漣(玉木宏さん)が、どんなに汚い仕事も、ためらうことなく遂行していく人間ドラマ『桜の塔』の第7話。 漣が国会議員の汚職を暴いたことを受け、警視総監の任命権を有する内閣府特命担当大臣・若槻有造(浜田晃さん)との関係が悪化した千堂(椎名桔平さん)は、今や背水の陣だった。その矢先、若槻が街頭演説中、何者かに狙撃される事件が発生してしまう!漣は千堂が仕組んだ事件だとにらむが…。 20年前の潜入捜査絡みで、千堂が元SATの久瀬(浜田学さん)

新ドラマ『サムライカアサン』&『痴情の接吻』&「終戦ドラマ」

SMAPの5人(中居正広・香取慎吾・草彅剛・稲垣吾郎・木村拓哉)は、俳優としても数多くの主演作を持っていますが、TOKIOの場合は長瀬智也さんが突出していて、それに松岡昌宏さんが続くというイメージ。 リーダーの城島茂さんは、朝ドラ『芋たこなんきん』(2006年)などの出演はあるものの、どちらかというとドラマよりバラエティーの印象が強く。そんな城島さんが、10月期ドラマ『サムライカアサン』で、ついに連ドラ初主演決定。 原作は板羽皆さんの人気マンガで、城島さんはパーマ&割烹着

ドラマ日記『大豆田とわ子と三人の元夫』(第8話)&『着飾る恋』(第7話)

建設会社社長で、バツ3のとわ子(松たか子さん)が、元夫3人が持ち込むトラブルに振り回されながらも奮闘する、ロマンティックコメディ『大豆田とわ子と三人の元夫(まめ夫)』の第8話。公私を別にするにも程がある、謎の男・大史(オダギリジョーさん)が登場。 かごめ(市川実日子さん)の一件から1年、とわ子はある日、公園で“謎の男・大史”と出会う。徐々に打ち解けていく2人だったが、ひょんなことから話題はかごめのことに。すると、とわ子の口から、ずっと胸に秘めていた親友への思いが止めどなくあ

ドラマ日記『イチケイのカラス』(8話)&『珈琲いかがでしょう』(最終回)

東京地方裁判所第3支部第1刑事部(イチケイ)を舞台に、自由奔放な裁判官・入間(竹野内豊さん)とイチケイメンバーの活躍を描く『イチケイのカラス』第8話。竹野内さんの甥役で武井壮さん登場のサプライズ。 万引きの再犯で、在宅審理中の被告だった恵子(真凛さん)が、恩師の史絵(朝加真由美さん)に怪我を負わせる傷害事件を起こす。しかし、恵子は史絵が万引きをしているところを目撃し、それを止めようとした際に襲われて抵抗したからだと主張し…。 日高(草刈民代さん)の告発と辞任で、クライマッ

ドラマ日記『ドラゴン桜』(第5話)&『青天を衝け』(第15話)

かつて三流高校から東大合格者を輩出した元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部寛さん)が、元教え子の水野(長澤まさみさん)と共に、破綻寸前の高校を再建しようとする『ドラゴン桜』第5話。秀才VS天才の対決でした。 理事長の久美子(江口のりこ)は、東大専科と一流大学コースで再度勝負することを桜木に提案する。国・数・英の3教科を大学入学共通テスト形式で行うことが決まった。負けた方のクラスは即廃止だ。水野(長澤まさみ)は実力の差があり過ぎると訴えるが、桜木は「その必要はない」と言い切る。

ドラマ日記『春の呪い』(初回)&『コントが始まる』(第6話)ほか

売れないお笑いトリオ・マクベスと、彼らのファンになるファミレス店員・里穂子(有村架純さん)らが織りなす青春群像劇『コントが始まる』の第6話。シリアス回だった第5話から一転、潤平(仲野太賀さん)が報われました。 トリオ解散を事務所に告げたマクベスの3人。そして共に暮らすことに見切りをつけた中浜姉妹。その20代後半の5人は……なぜか一緒に中華料理屋で夕方からお酒を飲み、ご飯を食べていた。一方、その会に呼ばれていた奈津美(芳根京子さん)は残業続きで参加を断り……。 結局、酒屋を

ドラマ日記『半径5メートル』&『あのときキスしておけば』(第4話)

女性週刊誌の若手編集者・風未香(芳根京子さん)と、型破りなベテラン記者・宝子(永作博美さん)のバディが、身近な話題から世の中を見つめていく『半径5メートル』の第4話。芳根さんがルーズソックスJKコスを披露。 7年前、トランスジェンダーであることをカミングアウトし離婚した香織(北村有起哉)は、若い女性になりすまして娘の怜奈(上野鈴華)とSNSでつながっていた。怜奈からどうしても会いたいと食い下がられた香織は、風未香に秘密を話し、代わりに会ってくれと頼み込む。 「なりすまし」

テレビ日記『きょうの料理』&ドラマ日記『桜の塔』『レンアイ漫画家』

1957年から続く、NHKの長寿料理番組『きょうの料理』。講師は各回、料理研究家やプロのシェフが務めることがほとんどですが、21日の放送には俳優の野間口徹さんが登場。題して「家族が喜ぶ 野間口徹のごはん」。鶏の南蛮和えやアジのなめろうなど3品。 居酒屋でのバイト経験があるそうで、包丁さばきやフライパンの振り方など、明らかに料理慣れしていましたし、会話の端々から、マイホームパパぶりが伝わってきます。ネットでもトレンド入りし、「定期で講師に!」の声も。見ているだけで癒されました

新ドラマ『二月の勝者』&『ラジエーションハウスII』&『ドクターX』ほか

春ドラマ中盤も過ぎ、夏ドラマ情報が次々解禁される中、フライング気味に秋ドラマ情報が3作品明らかに。まずは、朝ドラ『エール』に主演した窪田正孝さんの続編ドラマ『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』。 天才放射線技師・五十嵐唯織(窪田さん)と仲間たちの活躍を描いた医療ドラマ。前作同様、本田翼・広瀬アリス・浜野謙太・丸山智己・矢野聖人・山口紗弥加・遠藤憲一・鈴木伸之・浅野和之・和久井映見が続投(敬称略)。脚本も引き続き大北はるかさん。 人工知能を使った読影補助ソ

ドラマ日記『大豆田とわ子と三人の元夫』(第6話)&『着飾る恋』(第5話)

建設会社社長で、娘と二人暮らしのバツ3のとわ子(松たか子さん)が、元夫3人が持ち込むトラブルに振り回されながらも奮闘する、ロマンティックコメディ『大豆田とわ子と三人の元夫(まめ夫)』の第6話。親友・かごめ(市川実日子さん)が突然亡くなり、第一部終了。 とわ子の誕生日を祝うため、オペレッタに集まっていた八作(松田龍平さん)・鹿太郎(角田晃広さん)・慎森(岡田将生さん)は、連絡が途絶えた彼女の身を案じるが、そこへ早良(石橋静河さん)・美怜(瀧内公美さん)・翼(石橋菜津美さん)が

ドラマ日記『イチケイのカラス』&『珈琲いかがでしょう』(第7話)

東京地方裁判所第3支部第1刑事部(イチケイ)を舞台に、自由奔放な裁判官・入間(竹野内豊さん)とイチケイメンバーの活躍を描く『イチケイのカラス』第7話。日高(草刈民代さん)はラスボスではありませんでした。 弁護士時代の入間が最後に担当した12年前の東丸電気殺人事件。無罪を主張し獄死した仁科(窪塚俊介さん)が、事件現場で目撃したと訴えていた男こそ、イチケイが扱った窃盗事件の被害者で、国税庁OBの志摩(羽場裕一さん)。坂間(黒木華さん)は、仁科の妹・由貴(臼田あさ美さん)を訪ね、