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俳優ノート

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気になる俳優さんの出演作についての覚え書きです。
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2021年6月の記事一覧

俳優ノート『豊川悦司さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、映画『いとみち』(2021年6月25日公開)に、主人公(駒井蓮さん)の父親役で出演する豊川悦司(とよかわ えつし)さん。 大学中退後、渡辺えりさんが主宰していた「劇団3○○」に7年間在籍していた豊川さん。退団後、三谷幸喜さんの舞台劇を映画化した『12人の優しい日本人』(1991年)で一躍注目されます。豊川さんは、裁判における陪審員の一人で、議論を途中からかき回す曲者役を怪演。傑作。 名作『十二人の怒れる男』

俳優ノート『沢村一樹さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『ナイト・ドクター』に出演する沢村一樹さん。 主演ドラマ『DOCTORS〜最強の名医』シリーズ(2011年~)など、人気俳優の沢村さんですが、俳優デビューは意外に遅く、モデルとして活躍した後、29歳で『松田のドラマ』(1996年)に主演したのが始まり。 『続・星の金貨』(1996年)以降、次々と連ドラに起用されるようになった沢村さんですが、初の当たり役と言えば『浅見光彦』シリーズ(1998

俳優ノート『岡田准一さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(2021年6月18日公開)に主演する岡田准一さん。妻は女優の宮崎あおいさん。 ジャニーズ事務所を代表する演技派&アクション俳優として知られる岡田さん。『木更津キャッツアイ』(2002年)は初期の代表作ですが、同じ宮藤官九郎さん作品では『タイガー&ドラゴン』(2005年)を挙げたいところ。メグミ(伊東美咲さん)に振り回されるところが好き。傑作。 落語家の借金を取り立ててい

俳優ノート『鈴鹿央士さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『ドラゴン桜』に出演する鈴鹿央士さん。 広瀬すずさんが、エキストラで来ていた鈴鹿さんをスカウトしたという物語が、“売り”だったデビュー当時。広瀬さん主演の朝ドラ『なつぞら』(2019年)に出演。鈴鹿さんはアニメ制作会社の新人役で、雨の中、転んで原稿を汚してしまう痛恨のミスで記憶されます。 直後に公開された『蜜蜂と遠雷』(2019年)で、メインキャストのピアニストを演じ、その演技が大絶賛され

俳優ノート『中村俊介さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『#コールドゲーム』に出演する中村俊介さん。 金田一耕助や明智小五郎が登場する映像作品は、数多く制作させれると同時に、多数の俳優が演じています。内田康夫さんが生み出した浅見光彦も同様で、水谷豊さん・沢村一樹さん・榎木孝明さんと並んで有名なのが、中村さん版。2003年から2018年の長期に渡り、主演を務めました。 内田康夫原作の人気サスペンスドラマ。中村俊介演じる、長身かつ甘いマスクのルポラ

俳優ノート『片岡愛之助さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『レンアイ漫画家』に出演する片岡愛之助(6代目)さん。 歌舞伎と無縁の一般家庭出身。子役として舞台に立ち、その後歌舞伎にも出演。将来性を買われて13代目片岡仁左衛門の部屋子となった後、二代目片岡秀太郎の養子となり、六代目片岡愛之助を襲名。妻は女優の藤原紀香さん。 子役時代からドラマ出演していましたが、一躍有名になったのは『半沢直樹』(2013、2020年)の国税庁査察部のエリート黒崎役。オ

俳優ノート『田口浩正さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『特捜9 season4』に出演する田口浩正さん。近年は、松尾諭さんに似ていると指摘されがちですが、よく見ると違います。 お笑いコンビ「テンション」として活動していた田口さん(相方は現:芋洗坂係長)。周防正行監督の映画『ファンシィダンス』(1989年)で、新米修行僧役で俳優デビュー。以降、周防作品の常連に。 同じく周防作品『シコふんじゃった。』(1992年)では、弱小大学相撲部に勧誘された

俳優ノート『千葉雄大さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『いいね! 光源氏くん し〜ずん2』に主演する千葉雄大さん。 『仮面ライダー』シリーズと並んで、若手俳優の登竜門といわれる「スーパー戦隊」シリーズ。松坂桃李・志尊淳・山田裕貴・横浜流星ら(敬称略)を輩出していますが、『天装戦隊ゴセイジャー』(2010年)で俳優デビューした千葉さんもその一人。 ゆるふわな癒し系から、腹黒さも秘めたあざとカワイイ系にイメージチェンジしてきた千葉さん。日テレ作品

俳優ノート『博多華丸さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年大河ドラマ『青天を衝け』に、西郷隆盛役で出演する博多華丸さん。 お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の華丸さん。福岡でもそれなりに売れてはいたものの、2005年にやや遅い東京進出。児玉清さんのモノマネ芸で華丸さんが「R-1ぐらんぷり 2006」優勝。さらにコンビで「THE MANZAI 2014」優勝。NHKの朝の情報番組「あさイチ」のMCに抜擢されるなど大活躍中。 ドラマ好きおじさんとしても知られる華

俳優ノート『生瀬勝久さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『コタローは1人暮らし』に出演する生瀬勝久さん。 1980年代から1990年代の関西小劇場ブームの際、「劇団☆新感線」の古田新太さん・羽野晶紀さんや、「売名行為」の升毅さんらと共に活躍していたのが、「劇団そとばこまち」の四代目座長を務めた生瀬さん(当時の芸名は槍魔栗三助)。日本を代表するバイプレイヤーのおひとり。 『Age,35 恋しくて』(1996年)や『鬼の棲家』(1999年)など、1

俳優ノート『角田晃広さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』に出演する、お笑いトリオ東京03のボケ担当・角田晃広さん。 2009年の『キングオブコント』で優勝を果たした東京03(他に飯塚悟志さんと豊本明長さん)。お笑いはもちろん、俳優としても各々活躍。特に、飯塚さんは、大ヒットドラマ『半沢直樹』(2020年)にレギュラー出演したほか、CM3本が決まる等、プチブレイク中。 3人が出演していたドラマに『ウレロ☆』シリーズ(2

俳優ノート『尾美としのりさん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『半径5メートル』に出演する、名バイプレイヤーの尾美としのりさん。 子役出身の尾美さん。1982年、大林宣彦監督『転校生』の主演に抜擢。以降、『時をかける少女』(1983年)『さびしんぼう』(1985年)の旧尾道三部作を含む、大林作品19作品に出演し、“顔”といっていい存在に。 ドラマの当たり役の一つが、テレビ時代劇『鬼平犯科帳』シリーズ(1989~2016年)。尾美さんは、人はいいのだけ

俳優ノート『向井理さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『着飾る恋には理由があって』に出演する向井理さん。 「理系俳優」という括りがありますが、阿部寛さんや西島秀俊さん、佐々木蔵之介さんや藤木直人さんと並んで名前が挙がるのが、向井さん。明治大学農学部生命科学科で遺伝子工学を研究。しかも、プロの元バーテンダーだという華麗なる経歴。 俳優デビューした2006年、『のだめカンタービレ』ではまだ端役でしたが、ドラマ版『ハチミツとクローバー』(2008年