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映画ノート

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気になる新作や思い出の映画についての覚え書きです。
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#映画

11月公開の気になる映画を挙げてみた件

週一で映画館に足を運ぶ新習慣を続けていますので、11月公開(中)の映画もチェックしました。 [10月28日公開] 『アムステルダム』 世界の歴史を変えた陰謀の裏側を描くクライム映画。豪華キャスト出演で、本年度アカデミー賞有力候補とか。 『警官の血』 佐々木譲さんの警察小説を韓国で映画化。警察組織の闇を描いたクライムサスペンス。 [11月11日公開] 『すずめの戸締まり』 『君の名は。』『天気の子』の新海誠監督による新作アニメーション。 主人公の声を担当するの

10月公開の気になる映画を挙げてみた件

週一で映画館に足を運ぶ新習慣を続けていますので、来月公開(中)の映画もチェックしました。 [9月30日公開] 『アイ・アム まきもと』 英伊合作映画を原作にした、阿部サダヲさん主演のヒューマンドラマ。監督は『初恋の悪魔』の水田伸生さん。 『四畳半タイムマシンブルース』 森見登美彦さんの小説『四畳半神』と劇団ヨーロッパ企画の舞台『サマータイムマシン・ブルース』のコラボ小説をアニメ化。アニメーション制作は『夜は短し歩けよ乙女』『映像研には手を出すな!』のサイエンスSAR

映画日記『さかなのこ』

週一で映画館に足を運ぶ新習慣の第7弾。諸事情で2週間ほど行けませんでしたので、昔の2本立て、3本立ての映画上映を思い出し、今回は映画2作品をハシゴしようと思いましたが、最初に見た『さかなのこ』が思った以上に良かったので、余韻に浸りそのまま帰ることにしました。 のん(能年玲奈)さん主演で、さかなクンの自叙伝を沖田修一監督が、フィクションも交えながら実写映画化した『さかなのこ』。 魚が大好きな小学生の“ミー坊”。わが子が少々変わっていることを父親が心配する一方で、母親は彼を温

9月公開の気になる映画を挙げてみた件

連日の大雨のため、週一で映画館に足を運ぶ新習慣の第7弾は実現せず。仕方がないので、来月公開の気になる映画をピックアップしてみました。 [9月1日公開] 『ブレット・トレイン』 伊坂幸太郎さんの原作を、デビッド・リーチ監督が映画化。ブラッド・ピット主演のクライムアクション。日本の列車が舞台。 『さかなのこ』 さかなクンの自叙伝をフィクションを交えて沖田修一監督が映画化。主演はさかなクンと『あまちゃん』でも共演したのん(能年玲奈)さん。 [9月9日公開] 『グッバイ

映画日記『ゆるキャン△』

週一で映画館に足を運ぶ新習慣の第3弾。劇場版アニメ『五等分の花嫁』、『メタモルフォーゼの縁側』に続いて今回は、映画版『ゆるキャン△』でした。 原作とアニメ版は少し、ドラマ版は全て見ています。映画版は、事前に公式HPと予告編をチェック。女子高校生だったメインキャストたちが社会人となり、皆でキャンプ場を作ろうとする、ぐらいの知識で見に行きました。 各キャラクターの性格は基本的には変わらないものの、リンがめちゃめちゃ仕事していたり、なでしこがリン以上のキャンプ通になっていたり、

6月公開の気になる邦画予告を集めてみた件

先月から始めた、月毎の気になる邦画予告まとめ。近年、映画館に行く機会が少なかったのですが、これではいけないと毎月1本は観ることを自分にノルマとして課しました。先月は『シン・ウルトラマン』を観て納得の作品でした。 とりあえず、先週の邦画観客動員数ランキングの振り返りから。1位から順に『トップガン マーヴェリック』、『シン・ウルトラマン』、『五等分の花嫁』、『名探偵コナン』、『クレヨンしんちゃん』、『死刑にいたる病』、『大河への道』、『呪術廻戦 0』、『流浪の月』でした。 2

5月公開の気になる邦画予告を集めてみた件

「ゴールデンウイーク」とは、映画業界が観客動員のために作った宣伝文句なのはよく知られるところですが、人が多過ぎる場所はあまり好きではないので、映画館で映画を見るのなら、連休明けに行くことにしています。 まずは、現在公開中の観客動員ランキングを見てみましょう。1位『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』、2位『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』、3位『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』、4位『劇場版 Free! the Final Stroke 後編』

『君に届け』と『私をスキーに連れてって』

2010年代に量産されたキラキラ映画。主に少女マンガを原作にした青春ラブストーリーで、イケメン俳優の起用は必須。元々ターゲットが十代ですから、大人が興味を持てないの仕方ないとしても、近年はちょっと供給過剰で、やや飽きられ、一息ついた印象。 とはいえ、そんな作品群の中にも名作はあるもので、今年亡くなった三浦春馬さんと多部未華子さんが共演した『君に届け』(2010年)がまさにそれ。原作は『別マ』2006年1月号からスタートした、椎名軽穂さんの大ヒットコミック。 貞子こと黒沼爽

三谷幸喜と映画『12人の優しい日本人』

戦後の日本映画を振り返ってみると、1950年代が全盛期。1958年の年間観客動員数が11.3億人ですから、2019年の1.9億人に比べるとちょっと驚くべき数字です。 それでも現在は盛り返している方で、一番低迷していたのは1980年~1990年代。1997年に1.4億人にまで落ち込み、公開映画に占める邦画の割合も、かつては8割だったものが3割に。 「邦画はダサい、面白くない」というような風潮もあり、デートにはもっぱら洋画が選ばれていたように思います。『ニュー・シネマ・パラダ

注目映画『私をくいとめて』

新作映画やドラマ情報が解禁されると、ついつい朝ドラファン目線でチェックしてしまいます。特に『あまちゃん』OBは、毎回気になるところ。 秋ドラマでいえば、福士蒼汰さん・有村架純さん・松岡茉優さん・仲野太賀さんが主演してるなあ、とか。でんでんさんが『24JAPAN』に出てるな、とか。 そんな中、『あまちゃん』のヒロインだった能年玲奈(のん)さんが、6年ぶりに実写化主演することが話題の映画『私をくいとめて』。 原作は芥川賞作家・綿矢りささんの同名小説で、監督は『勝手にふるえて