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映画ノート

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気になる新作や思い出の映画についての覚え書きです。
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2022年10月の記事一覧

映画日記『線は、僕を描く』

週一で映画館に足を運ぶ新習慣の第13弾。今回は、横浜流星さん主演『線は、僕を描く』。砥上裕將さんの小説を、『ちはやふる』シリーズの小泉徳宏監督が実写映画化。共演に清原果耶さん、三浦友和さん、江口洋介さん。 先週末に公開され、映画観客動員ランキングでは5位スタート。水墨画の世界が舞台ということで、人気コミック原作の『ちはやふる』ほどのヒットは難しそうですが、より深い世界を描いていて素晴らしかったです。 大学生の青山霜介(横浜さん)は、絵画展設営のアルバイト中に水墨画と出会い

映画日記『耳をすませば』

週一で映画館に足を運ぶ新習慣の第12弾。今回は、ジブリアニメ『耳をすませば』(1995年)の10年後を、実写映画で描く『耳をすませば WHISPER OF THE HEART』。当初は2020年公開の予定でしたが、例の感染症の影響でやっと公開となりました。 10年が経って24歳になった雫(清野菜名さん)は出版社に勤めて児童小説を編集していた。いつしか小説家になるのを諦め、夢を追って海外で暮らす聖司(松坂桃李さん)との間に距離も生じていたが…(シネマトゥデイより抜粋)。 以

映画日記『アイ・アム まきもと』

週一で映画館に足を運ぶ新習慣の第11弾。今回は、2013年公開のイギリス・イタリア合作映画『おみおくりの作法』を原作に描いたヒューマンドラマ『アイ・アム まきもと』。 主演は大人計画の阿部サダヲさん。監督は『舞妓Haaaan!!!』(2007年)以来、阿部さんと4度目のタッグとなる水田伸生さん。元々が日本テレビのディレクターで、夏ドラマ『初恋の悪魔』の演出も手掛けていました。 人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」として役所で働く男が、ある老人のおみおくりに身寄り

映画日記『くちびるに歌を』

9月3日に始まった朝ドラ『舞いあがれ!』。東大阪市から物語はスタートしましたが、第3話にしてもう一つの舞台である長崎県五島列島に、主人公・舞(浅田芭路さん→福原遥さん)と母・めぐみ(永作博美さん)が移動。 せっかくなので、五島が舞台の映画『くちびるに歌を』(2015年)をあらためて振り返ってみたいと思います。主演は新垣結衣さん。『逃げるは恥だが役に立つ』が2016年ですから、その前年の公開。監督は青春&恋愛映画を多く手がける三木孝浩さん。 原作は中田永一さんの青春小説。N