マガジンのカバー画像

映画ノート

64
気になる新作や思い出の映画についての覚え書きです。
運営しているクリエイター

2021年2月の記事一覧

『ボス恋』と空手&カンフー映画

『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』の第5話では、中沢(間宮祥太朗さん)が、映画『ベスト・キッド』(1984年)を例に挙げ、一見地味に見える雑用にこそ仕事の本質が詰まっていると、奈未(上白石萌音さん)に説くシーンがありました。 『ベスト・キッド』は、いじめられっ子の少年が、アパートの管理人(実は空手の達人)の日系人・ミヤギに、空手を教わり、成長していく物語。大ヒットし、続編3作とリメイク版(こちらは空手ではなくカンフー)が作られましたが、やはり最初の作品が一番面白いですね。

「#わきまえない女」にすすめたい映画『デブラ・ウィンガーを探して』

東京五輪組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言を受けて、ハッシュタグ「#わきまえない女」「#森喜朗氏は引退してください」が日本のトレンドのトップ3に入ったそうです。 「#わきまえない女」の文字を眺めながら、ふと頭に浮かんだ映像作品が、ドラマ『曲げられない女』(2010年)と大河ドラマ『八重の桜』(2013年)と、映画『デブラ・ウィンガーを探して』(2003年日本公開)でした。 菅野美穂さん主演の『曲げられない女は』は、9年連続で司法試験に落ちているパラリーガルが主人公。脚本