見出し画像

2024/2/18 エンタメ

2月18日、日曜日。昼夜と立て続けにエンタメに触れた濃い1日だった。

日中は、長女がこの1年好きだった戦隊モノのヒーローショー。長女と2人で。(夫と次女はカフェ待機)
夕方からは、ラジオのイベント。
子供たちを夫にお願いし、こちらは1人で。

どちらも水道橋開催だったので、合わせて行ってきた。

ヒーローショーは実はこの1年で4回目…笑。
色々と事情があって。(大した事情ではない)
だから今回は演目は変わっているとはいえ、連れて行くか悩んだのだけれど、結果としては行ってよかったな。
今までで一番感動してしまった。

演目も最終章…というのもあってか、濃くて観ている側を楽しませようとしてくれている要素が盛り沢山だったし、演者の方たちもきっと回を重ねる毎にいいステージにしてきてくださってるのだろう。

コミュニケーションだった。
やりとりだった。
テレビ画面越しとは違う、私たちと演者の方達が直接いなくてはならないやりとりがあって、それが気持ちよかった。

番組を、ステージを作っているのは「人」だった。それを今までで一番感じられて、じんときた。
娘も悪者を怖がったり、叫んでヒーロー達の名前を呼んだり、やりとりを楽しんでいて、2人で大満足!

そして夕方。私と別れることに半泣きになる長女に手を振って、私はラジオのイベントへ。
(なんの番組かは、写真の通り)

ラジオやポッドキャストは、私の子育ての友。相棒。
情報ツールでもあり、最大の癒しでも日々の楽しみでもある。

ラジオは中学生の頃もよく聴いていたけど、今はそれの比じゃないくらい聴いている。
いつも片耳にイヤフォンをはめて、家事、寝かしつけ、仕事、ランニング(最近は全く走ってないです…)。
毎日隙間を見つけては、ラジオを聴きながら生活してきた。
子供としか会話しない日々も、いつもラジオの会話に入れてもらってきた。

それでもリアルイベントは初体験。
こちらも事情があって、夫に後押しされて。
(それから、パーソナリティの言葉にも後押しされて)

私は子供が産まれてから、なぜか好きだった映画鑑賞をほとんどしなくなってしまった。
(次女の授乳が頻繁だった頃、授乳しながらちまちま観てたこともあったけど)
がっつり2時間ほど時間を取ることが後ろめたいのかもったいないのか、
自分でも理由がはっきり言えないのだけれど。
娘や夫と一緒なら許されるのだけど、なんでか、1人でその時間が使えなくなってしまった。

だから、こんなに長丁場で家族が居ない場でエンタメに触れるのは本当に久しぶりのことだった。

イベントを体感しながら、あぁエンタメは人を生かすんだと思った。それを浴びるのが人生だ、とすら思った。

子育ては幸せで、今現在最も大切な生きる理由で、これさえあればいいし、このためにいろんなことを犠牲にできると思っていた。
しなきゃいけないとも思っていた。
だってそれは自分で選んだから。
子どもをもうけたのは、産んだのは、私たちのエゴで私たちの選んだ人生だから。

娘たちは好きで産まれたわけじゃない。
私たちが産んだから、私たちに彼女たちを生かす責任がある。
それに一番自分を注ぎたい。

もちろんそれはゆるぎないのだ。
それでいいんだ。
けど、でも、そうじゃなかった。
自分が感動したり笑ったり泣いたり、
自分だけの、自分にとってとびきりのもの、持ってていいんだ。
それに生きていいんだ。
むしろ人生はそういうことだ。
生きて、生かして。
大袈裟で極端だけど、本当にそう思った。

後半、出演する本人たちが漫才をしながらあまりに楽しそうで、
私は笑いながら泣いた。泣きながら笑った。
こんなこと初めてだなぁと思いながら。
楽しそうな人を観るのが嬉しくて、その様子がたまらなくて、泣けて、笑えた。

なんて楽しそう、なんて幸せそう。
それでいて、準備や努力が見えないのに見える。プロなんだな。
幸せそうに仕事をするって、できるって、プロなんだな。

今表面に見えているだけじゃない、苦しみも辛さも裏にはたくさんあるんだろう。
けど今こんなに楽しみながら、楽しませていて、それは作っているけど作ってないもので、目の前の現実で、人で、人生で。

それが観られて感じられて、すごいものだった。
それですごく力ももらった。
私も、楽しむことも苦しむことも、まだまだ目標も持っていかなきゃと思った。

人が人に感動を与えるって、素晴らしいことだ。

この感動に感謝しつつ、
半泣きで夜までを過ごした長女と、
寝かしつけで大号泣だったらしい次女と、
その2人をなんとか寝かしつけた夫にもありがとう。

そして、子育ても泣けて笑えて、苦しくて嬉しくて、間違いなく人からもらえる感動でもあり、否応なしに乗り越えていく目標でもある。
毎日あなたたちを生かすこと。
できるだけ幸せに。

よし、明日からも生きていく。
イヤフォンを片耳にはめて。

それが人生だから。


ラジオに向き合う時ってひとりの世界だから、こんなに同じように聴いてる人がいるんだって、目にするって不思議だったな。

優しい時間で空間だった。
向こう側もこちら側もみんな。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?