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推し監督のガツンときた刺激強めな映画5選の件

ガツンとくる映画が好きなんです。
基本的には映画に対して面白いところを探して観るタイプなので、
あんまり批判的なことは言わなかったりしますが、
好きな映画に関しての熱量は半端じゃないです。
ネタがない時は映画の話を書く。お気づきでしょうか?
映画の話ならいくらでも書けるんですね。無駄に本数観てない!
でもシネフィル、映画オタとは次元が違うので、その辺はご了承ください。
今回は推し監督の中でもガツンときた大好きな作品を5本!
R指定もあるので苦手な方は見なくてOK!

1.『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』(2023年)

『スキャナーズ』、『ビデオドローム』、『ザ・フライ』などでお馴染のデヴィッド・クローネンバーグ監督現時点での最新作。
人類の進化により痛みとあらゆる感染症がなくなった世界で起こる、人類の進化と新しい罪・芸術・愛についての物語。
プラスチックを消化できるようになる子供など、一見奇天烈な発想でありながら、実際近い将来人類に起こりえる問題を提起している。
※プラスチックの話については調べると沢山出て来ます。
宇宙と人体、内側と外側。あらゆる知識を総動員しても追い付かないクローネンバーグの思想と奇妙でハイセンスな美術に滅多打ちにされる。『なんだかとんでもないものを観た』という気分になりたい人にオススメ!

2.『ポゼッサー』(2022年)

デヴィット・クローネンバーグの実の息子、ブランドン・クローネンバーグ監督。父譲りと言っていいのかわかりませんが、容赦ない人体破壊と奇想天外な物語を紡ぐ親子揃ってどうかしている人。
しかしこれが面白い。他人の脳を乗っ取る暗殺者という犯罪映画と徹底的に痛めつけるボディホラーをミックスさせ、最終的にはとんでもない次元に持って行く。観客だけでなく登場人物をも惑わす物語でドキドキが止まらなかった。
2024年公開の『インフィニティ・プール』でもその奇天烈さを発揮している。今後に期待しかない推し監督。
基本平均的な評価は低いけれど、好きな人はとことん好きなはず。好事家には全力でオススメしたい。

3.『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』(2020年)

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で米国アカデミショーを席巻したダニエルズの1人、ダニエル・シャイナート監督の単独作。(ダニエルズとしては他にも『スイス・アーミーマン』というとんでもなく愛らしいバカ映画を作っている)
察しの良い人であればタイトルで気付くお下品さ。エブエブも相当な下ネタやってましたが、基本この人が作る作品はお下品。でも、ひたすら馬鹿馬鹿しくて面白いからOK。
本作もメチャクチャどうしようもない人たちのどうしようもない話なんだけど本人たちは至って真剣というのがバカらしい。
もうなんだかどうでもいいなぁという日にオススメしたい1本。

4.『CLIMAX』(2019年)

どうかしている厭な映画を撮らせたら世界で5本の指に入るんじゃないかと思うギャスパー・ノエ監督の真骨頂みたいな作品。観ると後悔するくらい気分が悪くなりますが、ギャスパー・ノエ作品からしか得られない栄養分があることも事実。
本作はひたすらトランス状態を映し出す97分。観てるだけでキマって来るので注意が必要。また逆にドラッグが怖くなる作品でもあるので、ある意味最高のアンチ・ドラッグ映画かも知れない。
他にも『アレックス』など、本当に胸糞映画が得意な人向けの監督。なかなか観る方法がなかったりしますが、興味ある人は探してでも観て!

5.『ボーはおそれている』(2024年)

最後は本命のアリ・アスター監督。『へレディタリー/継承』でホラーファンの熱い支持を獲得し、続く『ミッドサマー』で世界中の女性をデトックスしたと噂される狂気の若手監督です。
今作に関しては非常にが評価が低い。でも個人的には2024年のベスト1です。アリ・アスターという監督の癖をわかった上で3時間、たっぷりその悪夢を満喫できる。できれば映画館という『強制的に観せられる』ような状況で観て欲しかった。(劇場で2回観ました。3回目行こうと思ったけど上映が終わってしまった)
細部まで拘る仕掛けが満載。予想外のストーリー。観れば観るほど謎が噴出して考察が止まらない!最終的には考察なんて無駄でした!みたいな、ガツンときまくる映画です。アマプラ見放題にも来てるけど、できればへレディタリー、ミッドサマーを観てアリ・アスターの免疫付けてから挑戦して欲しい。

ということで、他にもジュリア・デュクルノーやエドガー・ライト、アリ・アッパシなど好きな監督はいっぱいいるので、またいつか紹介します。
あと一般作の好きな監督や名作についても書きたいと思ってます。

From aleJJandro hiderowsky

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