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テーマの選び方~好きなことを選んでみる

論文のテーマの選び方。何回考えても難しい。
学生がテーマを選ぶのはもっと難しい。
けれど、こちらから「これをやれ」と言いたくなくて、でもどこまでヒントを出すべきなのか、ぜんっぜん分からん! 誰か教えてください。

いまも院生と話していて、その学生はある形式Mをやりたいと入学してきて、けれど勉強すればするほど、Mの先行研究は最近まあまああって、それをふまえて自分は何をするべきかと悩んでいて、こちらも考えるけど、最終的にその学生が見つけてくるのを待つしかなくて。

二人でいろいろ言っている間に、「Mだけじゃなくて、Sも気になる」と言い出して、あ、そうか。

視野が狭いのだな、我々は。もっと広く知ってから、分からないことがいっぱい出てきてから、そのうちの1つをやってもいいんじゃないかと。

その方がおもしろいねと。おもしろい研究をしてほしいなと。

型にはめすぎている気がしている。この形で書かなければならない、というのはあるのだけれど、それを言い続けることで、「この内容で書かなければならない」と指導してはいないだろうか。

もっとおもしろいことを、おもしろいと思うままに最初はやってみてもいいのではないか。


そのためには、僕と学生だけでなくて、学生同士で「それおもんない」とか、「何言ってるか分からん」とか言い合える場が必要ですな。院生よ、やっておくれな。

↑このアイデアは、ある先生がそのようにされているというのを、学生から聞き及んで、おおそうか!とパクってみようとしているオリジナリティゼロのものです。


次々に研究テーマが見つかる、そのためには10年やそこらではおそらく心許なくて、本当にその世界でやり続ける覚悟のようなものができて、20年くらい経ったらできるのかもしれません。それまでは、恐る恐る、こんなテーマはどうかにゃ~ゆうて。


今も自分がやっていることが、何なのか、分かっていない。

【本日のイラスト】

noriyukikawanakaさんから。

選ぶって難しい。特に「はじめの一歩」。

でも、どこから進めても、結局すべての道はローマに通じているのだと、同じことを二十年やると、なんかそんな気がします。先はまだまだ見えないけど、二十年前に歩き始めた村は抜けたかな?空港くらいにはたどり着けたかしらん


【今日の一曲】

spangle call lilli line-Nano

歌詞カードなしで一度聴いていただいて、何歌ってるか分かったら、あなたはもう日本人以上!


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