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2019自分が選ぶ今年の4枚+α

Twitterでバレーや写真や唐揚げやカレーの話をよくしている燈(あかり)です。

私生活が落ち着いてきたので、一度ちゃんと文章を書いてみようかと思いました。で、最近見ていると機能が充実してきたnoteを使うことに。
(ROMメインで数年前からアカウントは取っていたんですけど)

毎年年末、Twitterで流行りだすハッシュタグ「自分が選ぶ今年の4枚」。
2018年もやっていたのですが。

2019年もTwitterでやっていました。

2018年はツイートの補足説明プラス、もっと他にも印象に残った写真があったんだよー!と思って、ブログ記事を書いていました。
じゃあ、2019年もやろうかなと。

Twitterで色々ツイートしていて考えがまとまってきたら、ブログとかでちゃんと記録していこうな!と思っているのですが、2019年は妙に忙しくて、バレーボール観戦どころか、Twitterを覗くこともできない日もあったりとかして。

落ち着いてきたのと、シーズンが終わって一区切りなので、Twitterで書ききれなかったことをnoteで書いてみようかなと思います。


【2019.1/20】FC東京vs大分三好ヴァイセアドラーinこのはなアリーナ

選手たちがベンチに向かって盛り上がる中、手原選手がスーッと真っ先にエンドにいる手塚選手のところに向かっていったのが、とても印象的でした。

DAZNでは全く映し出されていなかったところなのですが、改めて「会場にいないと分からないことってたくさんあるなあ」と思った瞬間でした。

そして私は、そういったことがたくさんあるから、写真を撮り続けていたのだ、と思い出したのです。

この時は手原選手がヒーローインタビューでしたが「手塚選手、ジェイソンがトスを持って来いと言ってくれた」と言っていて、シンプルにめちゃくちゃカッコいいな、と震えました。

この試合、ホームである東レがいないことと、静岡という地から観客はかなり少なかったのですが(公式記録では350人とか…)、隣の席にいた男子高校生たちが「この試合おもしれー!」って叫んでいたので、唐揚げをプレゼントしたくなりました。タピオカジュースもあげたいぐらい。


【2019.2/16-17】FC東京ホームゲームin大田区総合体育館

まず、このシーズン絶好調だったJTサンダーズに勝利できた事が大きかったこの試合。
1legでは何もできずにストレート負け、2legでは負けはしたけど手応えを掴み、3legで勝利という、1legと2legがあったからこその勝利だったと思います。

そしてサントリー戦でのこのシーン。大田の体育館の熱が一気に上がった瞬間。東京のチャント、手拍子の迫力は、東京ホームゲームの集大成と言っても過言ではなかったと思います。

1プレーで一気に会場の熱と空気が変化する。これぞスポーツ観戦の醍醐味!友だちにオススメのバレーボールの試合はなにと聞かれたら、タイムスリップしてこの試合に連れて行きたいぐらいです。

ドロンパの盛り上げ方もナイス。

やっぱり手塚大!


【2019.5/4】黒鷲旗準々決勝FC東京vsサントリーサンバーズ in丸善インテックアリーナ

黒鷲旗を前に、ロディ監督とデロッコ選手の退団が発表。Twitterでもつらつら呟いた記憶があるのですが、この発表はかなりショックでした。

ロディさんは2017年にコーチと就任。東京体育館での開幕戦を観に行った時、タイムアウト中に大きな声で指示するロディさんが、とても印象に残っていました。

この4枚だけでロディさんがどんなキャラクターなのか伝わると思いますが、試合外では選手たちと楽しく絡んでいたのが、とても面白くて。

だけど試合中はかなりシリアスかつアグレッシブな人で、選手への指示はかなり的確でした。短い時間の間で、通訳の川崎さんを通して話をする。英語だけどシンプルかつストレートで、英語がよく分からない私もロディさんの話す内容はとても理解できました。川崎さんの通訳も良かったと思いますが「〜していこう」と前向きな言葉が多かったのも良かったなと思います。

(*17/18シーズンからだと思いますが、DAZN配信でタイムアウト時は、実況解説はあまり話さずじっとチームの声を聞く、ということが増えました。それによって各チームの監督コーチ陣の指示がよく分かり、タイムアウト時の内容を拾って実況解説が話を拡げることが多くなりました。試合会場に行っているとタイムアウト中の話はよく分からないことが多いので、このDAZNのやり方は個人的にとても好きです)

ロディさんが入ったことで試合内容だけではなく、FC東京のメンタリティ的なところも変わったように思います。特に印象に残っているのは2018年12月駒沢での試合のこと。

17/18シーズンはシステムの理解、18/19シーズンは浸透からの実践とあったように、ロディさんが入ったシーズンはなかなか勝てない時期が続きました。ロディさん自身も『チームの顔』でのチーム評価で、かなり現実的なことを言っていました。
チームが強くなるのはすぐには出来ない。苦しい時期が長く続くこともある。

けれども、FC東京が新しいことに挑戦していて、少しずつ変化していくのは試合を観ていて物凄く理解できました。負けていても、何かが違う、次は行けるかもしれないと、応援している方も自然と力が湧いて、16/17シーズンのような(*年明け1月広島ラウンドまで勝利がなかった年)、暗い気持ちにはなりませんでした。

18/19シーズンでは、上位チームに拮抗したり勝利したり、ということが増えてきて。それを実感して、じゃあ19/20シーズンは!と思っていた時の退団発表でした。

ーー私たちのゴールは全てのパッションや楽しむ精神を全力で出し切る事だった。
ーーその中で私たちは【イイチーム】ということをアピールできた。

(黒鷲旗・準々決勝での帳票コメントより)


FC東京という「チーム」を好きになったのは、ロディさんの存在が大きかったと今にして思います。
選手・スタッフという人、バレーボールの戦術の面白さ、チームそのもの。

バレーボールファンの自分とは一体何者なのか、と改めて考えるきっかけとなりました。

黒鷲旗が終わった直後にまとめようと思っていたけど、上手く纏まらずにこんな時期になってしまいました。でも絶対に言いたかったことでした。本当に、ありがとうございました。

デロちゃん、ワールドカップでまさかの取り上げられっぷりに、テレビの前で大興奮するワシ

(デロちゃんが日本を去る際に最後に覚えた日本語は「おはーでマヨチュッチュ」だそうです)


【2019.5/6】黒鷲旗決勝・パナソニックパンサーズvsサントリーサンバーズ

黒鷲旗決勝、ヨネタツ。これに尽きる。

黒鷲旗の時期は引退や退団発表が多くあるけれど、だからと言って最後のさいごでコートに立っているとも限らず、出場するとも限らず。

最後勝利で、大記録で、と言った形で、競技人生に終止符を打てるスポーツ選手って、そうはいないんだろうなと思います。

ピンチサーバー(あえてこの書き方をする)で仕事をして、チームを勝利に導く選手。

ヨネタツ選手が引退と言われても、まだ暫く実感はなくて、今シーズンが始まってもサントリーの試合では、米山選手の名前が呼ばれるのではないか、ああ、呼ばれないのか、と思う事がありました。

ちなみにこの黒鷲旗(5/4のFC東京戦後)にカメラが突然ご臨終して本気で焦りました!準々決勝・決勝は前のカメラを使って凌ぎました。

カメラは保証期間内だったので無料で修理してもらいました。みなさんも保証書はきちんと保管して置きましょう。


【2019.10/27】ジェイテクトSTINGSvsサントリーサンバーズin武田テバオーシャンアリーナ

Twitterで載せた、壁にぶつかりながらもボールを繋いだ浅野選手、かなり長い時間のラリーなど、とにかく面白い試合だったのですが、個人的に印象に残っているのは中根選手。

2018年の黒鷲旗でのカジースキ選手とのやり取りがあり(思い返してみれば2017年12月の天皇杯で、ジェイテクトと筑波大学は対戦しているので色々ありますよね)、2019年で再び同じコートに立つことになって、観ている方も色々と感慨深い物がある試合でした。

ヒーローインタビュー後、そろりと近づいて「マーテイッ♪」と声をかける中根選手。

この試合が始まる前は「電車の時間が危ないから第1セット終わったぐらいで帰ろうかな…」と思っていましたが、第1セットから面白くて「いや、もう遅くなってもいいや」となって最後まで観て帰りました。その決断は我ながらナイスでした。


以上、2019年で印象に残ったバレーボールの試合まとめでした。

2019年後半は足の怪我だったり、私生活が忙しくなって観戦は少なくなり、2020年になってから段々と観戦を再開しました。

昨シーズンは全通していて、その時も色々思いながら観戦はしていたのですが、今シーズンは限られた中での観戦。観戦できない日を久々に実感したからこそ、初心に帰ったというか、久々に観戦を再開した時は新鮮な気持ちになって「ああ、バレーボール観戦って楽しいな」と思いました。ちょっと距離を置くことも必要だったんだな、と思いました。


そして昨今の新型ウイルスの影響で、試合に行ける時間、金銭的余裕ができても、自分が元気でも、そもそも試合がなくなることがあるんだなと。
試合があることや楽しみがあることって、当たり前ではないんだな、と痛感しています。

黒鷲旗の話も出しましたが、最近のこの様子だと、前に観た試合が、あの選手の、あのスタッフの最後の姿だったんだ、っていうこともあるんだな、と。


今後の試合もどうなるか分かりません。
だから、次に試合を観に行ける時は、たいせつに、噛み締めるように、楽しんでいきたいなと思いました。


2020年、バレーボールを観戦し始めて、気づけば4年以上。自分でもこんなに観続けているなんてなあ。

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