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子供が英検一級を受けるのに、ご家庭で準備できること。特にパパが活躍できそうなこと。

英検一級のライティングや面接の設問をご覧になってわかるように、問題形式は、時事問題から出題される設問について、賛成か、反対か、自分の立場を理由を三つ述べて示すという形式です。英語力を見るためのものなので、論理破綻していない限り、理由がしっかり裏付けできていなくても構いません。

例えば、「日本の誇る皆保険の健康保険が破綻する前に、全員支払う保険料を上げるべきかどうか?」という題が出たとして、賛成か反対か述べてください。
答え方 「反対です、なぜなら値上げの前に、以下のような手がまだ打てて、解決できる余地があるからです。
1、ジェネリックを任意ではなく、自動的に処方する
2、窓口負担の割合を年齢ではなく、所得に合わせて設定する
3、薬の処方は二度目以降は診察無しでもできるようにする」

などの何かしらの理由を挙げることができればいいのです。
賛成でも反対でも、3つの理由が挙げやすいと思う方の立場を選択しましょう。

問題は、これを小学生に瞬時に答えさせることができるかです。英語力があっても、中学生でも難しいかもしれません。

そこで、ご家庭で是非明日からやっていただきたいのは、新聞の記事でも、ニュースでも、食卓で、時事問題を子供と日本語でも良いので話し合う習慣をつけてほしいのです。

それと同時に以下の対策をしてください。

1.英検一級のライティングの過去問集を買ってくる。

2.一つ一つのトピックについて、親が得意な言語で子供が理解できるまで説明し、話し合う。英語ネイティブの子供は参考書の日本語の説明が分からないので、そのまま渡しても手も足も出ません。

3.子供には参考書にある英語の設問を読ませ、英単語を調べさせる。ネットで設問のフレーズやキーワードを検索して、英語でどのようなニュースがあるか調べさせる。このやり方は、帰国子女アカデミーで特訓する渋谷学園渋谷中学校受験の対策にも共通します。

この過程で単語や語彙の対策もできますので、英検の単語対策よりも、ライティング対策を重視しました。特に英検一級の英単語は、その単語単体で覚えるのは、子供にとってなじみが無い単語であると同時に、単語の説明が日本語でも英語でも難解な物が多いので、単語だけで覚えるのは覚え難いかも知れません。

我が家の場合、塾で教わる以外に、家庭でライティングの参考書一冊のトピックを上記の方法で網羅、その後、面接用の過去問一冊を網羅したら、長女は中学1年生で、英検一級(米国大使賞)、次女は6年生で、英検一級に合格しました。この勉強を通して、私自身も娘も、色々な知識が身についてとても楽しく有意義でした。

どの時事問題が来ても打ち返せるようにするには、塾まかせでは間に合いません。今日からお家で始めてみては。



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