ICT時代の授業こそ手描き板書

ライブ授業で表示して話すだけで終わらないように。オンライン授業や在宅学習となった教師や先生はパワポで授業資料を作りながらも、それは表示せずにタブレットを用いて手描き板書で授業を進めてほしい。

パワポ表示で学べる生徒は自習できる生徒

独学で学べる生徒は教師のパワポ表示と読むだけの授業でも学ぶことができる。このような生徒は「読み」から学ぶ能力があるから、自習や独学で進むことができると考える。課題を与えれば解ける生徒も含めても良いだろう。

パワポ表示をするのは教師としては楽ができる。表示してる内容はおおよそ頭に入っているから、教師は話すことだけをすればよい。

しかし、生徒のほうは「知らないこと」を学ぶ状態で、「今聞いていることはどこに書いてあるのか」の「見る」と「聞く」を同時にこなさなければならない。そのうえで「理解」しなければならず、多くの生徒にとっては負担が高いだろう。

教師が板書することで見るべき場所が分かる

そこで、教師が板書をすることで、「今書いているところは、今話しているところ」になり、「見る」場所が限定され尚且つ「聞く」内容と直結することで理解しやすくなる。

教師の板書に合わせて生徒がノートを取ることで、「教師の追体験」を生徒ができる。これで「見る」と「聞く」、そして「書く」がつながる。

さらに板書をする「時間」が発生するため、「書く」時間の余裕が生まれることで「見逃し」や「聞き洩らし」が減るだろう。

バーチャルライバーによる手書き授業

バーチャルライバー(バーチャルユーチューバー / Vtuber)の郡道美玲が公開している「日本史」授業は、iPadのペイントソフトに手描きをしながら動画を作成している。

同じくバーチャルライバーのアイシア=ソリッドは数学や機械学習を話す動画をVR空間で手描き板書をしている。