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日本語学習支援ボランティア養成講座での学び(4)


マウンテンは山(やま)なのに、なぜ富士山をふじやまって言わないの?

 

何度か続けて書いているボランティア講座の学びのアウトプット。 

先日、15時間講座の最終回で、フィリピン人の生徒さんに来ていただき模擬講義を行いました。 上記はその中で実際に出た質問です。 

 これに即答できる方はいますか? 

 該当単元を担当されていた受講者の方も困っていて、先生のフォローが出ました。 その場では、it's depend on the name of mountain.と 山の名前によって違うんだよね~ってさらっと簡単に説明されてました。  


でも気になったので、少し文献を探してみることに…。


 すると、こんな記事( https://ddnavi.com/serial/593879/a/)がありました!


 日本には昔から、山を神聖なものとして信仰の対象とする山岳信仰があります。山は修験道(しゅげんどう)の修行の場として崇拝(すうはい)されてきましたが、すべての山が信仰の対象となったわけではありません。

このことから、信仰の対象となった山は「~さん」、信仰の対象とならなかった山は「~やま」と呼ぶという説があります。  

確かに日本仏教のおもな宗派の総本山は、「比叡山(ひえいざん)延暦寺」や、「高野山(こうやさん)金剛峯寺」など「~さん」と呼びます。

このことも、この説を裏付けていると言えます。  

ただし、例外もあります。浅間山は「あさまやま」と呼びますが、古くから山岳信仰の対象でした。立山も「たてやま」と呼びますが、じつは「日本三霊山」の一つとして信仰を集めてきました。

古くから「~やま」と呼び習わされてきた山は、山岳信仰の対象であっても「~さん」とは呼ばないようです。 


 なんか信仰とか宗教って難しいことを書いているし、しかも例外もありますって!!  

結局のところ、使いたい固有名詞を覚えるしかないのかなという感じです。

 自分が英語を勉強したときに、aとtheの使い方分らんねんってなったり、 不規則動詞の単語とか意味わからんねん。全部edにしてやってなってたけど、 同じようなことが日本語でもあるみたい~ 

想像もしなかった質問が出てくるもので、非常におもしろいと思いました。

 他にも興味深い反応や気づきがあったので、続きは別記事で更新予定です。   

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