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ニーズに合わせた能力の発揮 日本語学習支援ボランティア始めました!


以前から数回、記事に書いている日本語学習支援ボランティア。
講座修了と見学を経て、いよいよ活動を始めました!
というわけで、初回の活動を終えて気づいたことを紹介します。


【活動内容は…】

担当するのは、外国籍で日本の公立小学校に通う3~5年生。

日本語を教えるというよりは、学校の教科学習についていけるようにフォローするというような内容。

2時間の学習時間内で学校の宿題や学習範囲のドリルなどを進め、その中で丸つけや分からない問題の解説などを行う。


活動参加時は、ボランティア3名で小学生も3名であったため、マンツーマンのような形で担当につく。


【意外な注意点】

最初、その担当制のような形が理解できず、複数の子供に指示を出したところ、
他のボランティアさんが付いている時に、進め方の口出しはしないように助言を受ける。

これが結構カルチャーショックというのか、初めての気づきであった。

そういえば講座の中でも言っていた気がするが、複数の人から指示をされると混乱する可能性もあるからといった理由だったはず…


【ニーズに合わせる】

これまでの自分の価値観に基づくと、能力は100%出した方がいいと思っていたし、
学力を伸ばすための最善の選択をするべきだと考えていた。

でも、ここはあくまでも学習を支援する場であり、学習者さんのニーズに合わせることが何より大事であるとされている。

だから、このドリルをしたいと言われたら、基本的にその通りに対応する。
学習面でこうした方が、より成績が上がるのでは?という視点はいったん横に置いておかないといけない。

それが、能力を100%出す=良いこととは限らないんだな~と思った部分。

というよりも、塾講師としての学力が上がるような選択に誘導する能力と
日本語の学習支援(居場所作りという目的もある)において必要されるものが、そもそも異なるといった方がいいかもしれない。


そして、ニーズに合わせるという点で、相手が子供ならではの難しさを感じた。



【優先すべきは?】

学習者さんが大人であれば、日常会話の練習なのか、仕事で使うレベルなのかという
本人の日本語を習得したいレベルに合わせた対応ができるだろう。

それが、子供の場合、自分がやりたいことを優先していって、
この先、中学や高校へ進学する際に困らないのかなっていう視点で見てしまう。

まだ物事の判断が難しい小学生に対して、ニーズに合わせるってどのくらいの加減が良いのだろうか…


そして同じ曜日の午後には塾で高校受験対策の指導をするから、切り替えが大変だ。

こっちはお金を頂いて、明確な目標に向けての学習をするためアプローチの仕方が全く違うのである。

まだ1回しかボランティア活動していないので、これから周りの様子も見て、考えていきたい。

自分の能力と必要とされる能力がマッチする環境に身を置くことも1つの選択肢だとは思うのだけど、ここで上手くバランスをつかめたら、すごく人間的に成長できる気がしている。

とにかく楽しんで続けられたら良いな!


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