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御犬さま

「散歩行く?」のワードに耳をぴくっとたててぴょんぴょん飛び跳ねる。
うずうずして興奮して「キュンキュン」鳴いてるのに
いざ、散歩に行こうとハーネスをつけるのに庭からでようとしない。
なぁぜなぁぜ?

抱っこしてしばらく歩く。
当たり前のようにとくに嫌がる様子もなく周りの景色をみながら
優雅ですね。
誰の散歩だよ。


車に乗って近くの公園や港を散歩するのは好きらしい。
車に乗ると風で耳をなびかせながら幸せそうな横顔。
先代わんこもそうだったなぁと懐かしむ。

ついた先で誰もいないことを確かめると少し野放しにして自由に歩く。
そんな日は嬉しそうにしっぽをふりながらテクテク歩いたり
時々ものすごいスピードで走りまくるのだ。

30分ほど散歩すると気が済んだように車に乗るのだが、
誰かが歩いていたり、他の犬を発見するとすぐにつながれるので
不満気で、なかなか帰ろうとしない。

時間がない時はドライブはなし。そんな時は本当に「なんだ、近所かよ」みたいなふてくされた態度で一歩も歩こうとしない。
時々娘が一緒に歩くと喜んで歩く。
娘が一人で散歩に行こうとしても一歩も歩かないので結局抱っこして歩いているとのこと。

というわけで、完全になめられたご主人様なのである。
しかし、犬には犬の思いがあるしそういったわがままな面さえもかわいいと溺愛してしまっている。
すやすや膝の上に乗って甘えて眠る姿に癒されるのだ。

明日はどこに散歩にいこうかなぁ・・・


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