死後の世界

「死ぬこと以外かすり傷」って名言。
いつぞや、職場で座右の銘を発表しあった際に普段黙々とマイペースに働く男性スタッフが言った言葉。
だいぶ、いきってんなぁ～！って思ってた。

時間ができて、死後の世界が気になっていろいろ調べていると
絵本作家「のぶみ先生」のYouTubeが目に留まって
おもしろくなってずっと見ていた。
なにやら、天国は楽で自分が思い描いた通りになるのだとか。
たとえば、「寿司がたべたい」って思ったらイメージしたようにでてくるだとか「釣りがしたい」と思ったらそこら中に魚がぴちぴち飛び跳ねて好きなだけ釣りを楽しめるのだとか。
なんだよ、そんな幸せな暮らしが待っているのなら死ぬのも怖くないなと。
むしろ、今生きているこの世のほうが試練なのだと修行をしているのだと感じた。
大きな壁にぶち当たり、悩んでもがいて苦しんで
長いトンネルから出たその先のすばらしさ。

感じることができるのはこの世にいる私たちだけなのだ。

以前の私も、その男性スタッフも死ぬことに恐怖を抱いていたのだ。
無論、誰もが抱く感情である。
しかし、死後の世界を想像した私はあの頃の彼の座右の銘を思い出し
やはり「いきってんなぁ～！」と呟くのであった。
あの頃職場で私が発表した座右の銘はなんだったんだろう。
もっといきってる、恥ずかしい発表をしたのかもしれない。